あなたは仕事とプライベートを割り切ることができていますか?
休みの日に仕事のことを考えたり、給料が発生しないのに会社へ残ったり、家に仕事を持ち帰ったり、プライベートの時間なのに仕事にとらわれていませんか?
「仕事とプライベートを分ける必要はない!」なんて、一部の起業家の意見が目立ったりしますが十人十色。
仕事は生きるための手段の1つでしかないので、決して仕事が生活の中心にある必要なんてないのです。
今日は仕事とプライベートを割り切ることができずに困っている人へ向けて
「仕事とプライベートを割り切ることは悪いことではないですよ!」「割り切ることはビジネスシーンでも重要なことだったりするんですよ〜」
なんてことも交えながら、様々な視点からお話しさせていただきます。
この記事の目次
仕事を割りきれない原因は周囲の目である
仕事とプライベートをきっぱり割り切るような言動をとると、周りは無責任な人、ドライな人、なんて印象をあなたに持つことでしょう。
- あなた:「自分の仕事が終わったので定時に帰ります」
周囲:自分がよければいいの?終わってない人を助けようとしないの? - あなた:「お酒が飲めないので歓迎会や送別会には参加しません」
周囲:協調性がない。チームワークを乱している。
考えてみて欲しいのですが、上記の2つは会社員として絶対にやらなくてはいけないことでしょうか?
やらない、もしくは行かないことにより会社の売上に響きますか?職務怠慢になりますか?
会社で決められたルール、配属された部署で、最大限に会社の売上に貢献するのが会社員の役目であり、もっとも高い意識を持つべきところです。
わざわざ秩序を乱す行為は好ましくはありませんが、仲良くやること・ボランティアのように人助けをすることが仕事ではありません。
にも関わらず、仕事とプライベートを割り切れないのは、上記であげた2つのように”人の目があるから”という理由が大きいことでしょう。
そして、自分が仕事を割り切れない理由は、任されている仕事が重い、責任がある、家族のため、ではなく、”人の目を気にしすぎているから” ということを認めましょう。
仕事とプライベートを割り切ることで得られるもの
仕事をプライベートを割り切ることで、仕事へのストレスを減らせるのでは?と筆者は考えております。
ストレスがどんどん大きくなる原因は、ストレスと向き合う時間が多いこと。
本来であれば、仕事のストレスは職場におけるストレスですから、日常生活でストレスと向き合った時点で解決法がありません。根本の問題は会社にあるのですから…
しかし、ストレスを感じ続けたり考えたりする時間が多いと、自ずとストレスの存在が自分の中で大きくなり自分で自分を苦しめてしまいます。
いきなり仕事のストレスをプライベートに持ち込むな!と言われても難しいですが、
”そもそも会社の問題はプライベートで解決できない”
と考えるのすら諦めてみるのはいかがでしょう?無理にプライベートと仕事を割り切るのではなく、仕事のことを諦めてしまうのです。
なにも仕事をサボってください、と言っているわけでもないですし、自分の考え方を変えるだけですから、誰にだって迷惑がかかりません。
考え方の1つですが、仕事を諦める思考を持ってみましょう。
仕事とプライベートを割り切ることで失われるもの
仕事とプライベートを割り切ると、多少の批判や同僚からの冷たい目は覚悟しなくてはいけません。
きっと今までのあなたは、周りの目を気にしてきて、周りに冷たく見られないよう勤めてきたと思います。
そんなあなたがいきなり割り切るような言動を取り始めたら、周りはきっとこう言うでしょう。
「最近なんかあった?」「前の方がよかったよ」と。
一時的に前の方がよかった、なんて遠回しな否定は絶対言われますから、この期間をどう耐えるかが1つの鍵となるでしょう。
人によっては、周囲の信頼を失っているのかも、、、なんて感じてしまいがちですから、”失われる”という意味では、急に仕事とプライベートを割り切る行動をすることによって、”信頼を失う(ように感じる)”というのがデメリットの1つでしょう。
実はビジネスでも割り切ることは必要なこと!
仕事とプライベートは割り切ることが大切とここでは話していますが、そもそもビジネスの中でも”割り切り”は大切な要素です。
”仕事を割り切る” なんて言葉を聞くと、
「仕事にあまり熱意がない人」「プライベート重視で仕事はやる気がない」
なんて思われますが、割り切りが習慣化できていない人はビジネスの場でも損をしています。
私情はビジネスには必要ない
「あいつとは話しが合うから」
なんて理由で上司に責任のある仕事を任されている人がいますが、上司からの信頼が厚くても、その下の人の信頼が厚くなくては人を動かせません。
加えてそもそもの実力が備わっていなければ、どんなに上司に気に入られていても数字には現れませんし、本来の目的である会社や部署の売上をアップさせることとはかけ離れてしまいます。
飲み会は飲み会、ビジネスではビジネスと割り切って、話しが合う部下とは飲み会の場で仲良くすれば良いわけで、実力が秀でている人に責任のある仕事を任せるのがビジネスでは大切なことです。
ビジネスでは数字が全て
ビジネスでは数字が全てと割り切ることが必要です。
自分の好きなことだから、得意なことだからという気持ちは大切ですし、自分1人でやり続けることには問題はありませんが、ここでは会社員のあなたに向けて話しをしています。
数字(売上)が立たないビジネスは、どんなに自分が好きでやりたいことでも、割り切って捨てることも大切な訳です。
理想は近くにいる人とは仲良くしていきたいものですが、仕事をしていれば同僚であったり取引先であったり、期待通りの数字が出せなければ、割り切る(捨てる)ことが必要な場面はどうしても出てきます。
割り切りができるような人間になる方法
時間に対する意識を高め優先順位をはっきりする
“時間は有限。今日という日は2度と訪れることはない”
こんな言葉を使うと大げさかもしれませんが、このくらい高い意識を持って仕事を割り切れないと周囲が気になってしょうがないでしょう。
まずは自分にとっての優先順位を明確にしてみましょう。
決められた時間に会社へ行って、決められた時間まで仕事をすることは生活する上で必須かもしれませんが、それ以上の仕事をやることは今の自分には必須のことですか?
“上司の目を気にして、友人との飲み会に遅れる方が優先事項ですか?”
“睡眠時間を削って、会社に残り続けるのが優先事項ですか?”
“会社のストレスは友人と過ごしている時にも考えることが優先事項ですか?”
よくよく考えると、上記の全てが優先順位で言えば低くなることでしょう。
にも関わらず、どうしても実践できないのは、そもそも優先順位というベクトルを自分の中で持っておらず、なんとなく周囲に流されてしまっているからです。
今何をすべき?優先順位が高いことは?なんてことを、毎日意識して過ごすことで、自ずと仕事をプライベートを割り切ることができるようになっていくことでしょう。
職場キャラを自分の中で作る
仕事を割り切るコツの1つでおすすめなのが、職場でのキャラを作っては演じきるというのがあります。
お客さんと接する時は声が変わってる、別人になっている、なんて営業や接客業の人なら言われたことがあるでしょうが、まさにこれこそ職場キャラであり、演じきることの例です。
この範囲をもっと広げて、お客さんの前ではなく職場でも自分のキャラを確立して、早く帰るキャラ、プライベートを充実させたいキャラ、飲み会参加しないキャラ、等を演じきることで境界線を曖昧にせずにいられます。
プライベートでは仲間と飲むのが好きだったり、遅い時間まで遊び歩くのが好きでも、会社の自分=プライベートの自分でなくてもいいわけですから、極論を言えば別人格を演じる感覚を楽しめるところまでいけば完璧です。
演じきることで周囲に否定されても、あなたが否定されているのではなく、演じきっているキャラが否定されているくらい思えるようになれば、ストレス耐性も高まりプライベートにまで影響が及ぶことはまずないでしょう。
仕事とプライベートを割り切っている環境を選ぶことも大事!
環境が大事、環境が全てなんてことを言う人がいますが、これは間違いありません。
ここまで割り切る方法や意識について話していきましたが、極論プライベートへの意識が高い環境に身を置くことが1番近道と言えるでしょう。
ある企業の新入社員は「うちは定時は23時だよ〜」と出勤3日目に言われたそうです。※9時出勤の企業ですから18時が定時なのに…
残念ながら、ここまでプライベートへの意識が低く、会社にいること=人生・自分の宿命、くらいの環境では、仕事とプライベートを割り切ろう!なんて自分の意志を貫き通すのは難しくなります。
人に嫌われても頑張ろう、自分の意志を貫き通そう、と気を張ってストレスになるくらいであれば、すでにプライベートへの意識が高い会社へ入ってしまえば言い訳です。
今いる環境が劣悪な人ほど信じれない事実ですが、残業禁止、有給消化率が高い、なんて会社は、今まさに増え始めています。
「働き方改革」なんて注目され始めてから、ブラック企業への世間的なバッシングも多くなり、企業イメージを優先して体制を変える企業が跡を経ちません。
「そんな会社あるわけない!」なんて言ってる人の意見を鵜呑みにしてはいないで、1度、そう言った働き方事情に詳しいキャリアコンサルタントに相談してみるのも1つの手です。
実際に、筆者自身がベンチャー企業がゆえ
- 労働時間の規定なし
- 残業代もちろんなし
- 福利厚生→え、なにそれ?
- ボーナスなし
- とにかくブラック(スタートアップだったのである程度、みんな黙認)
のような環境にいましたが、死を考えるまで精神的に追い込まれたときにキャリアコンサルタントさんとの出会いで、結果的に年収150万アップで優良企業へ転職に成功した経緯があります。
もちろん、絶対的に転職をした方がいい!転職をするためにキャリアコンサルに相談をした方がいい!というわけではありませんが、視野を広めるという点でおすすめをしております。
事実として、リクルートのキャリアコンサルタントであれば、相談だけの受付も行なっておりますし、転職をゴリ押しされるようなことはまずないです。(これは筆者が利用経験者として頑固として言い切れる)
【リクルート公式HPへ記載してある】
また、転職をしようがしまいが、お金だって1円もかからないですが、逆にキャリアに困る人が相談をしない理由がわからないくらいです。
少し脱線してしまいましたが、仕事とプライベートを割り切りたいと強く思う方は、そもそもの環境を見直してみる。なんて選択も検討してみはいかがでしょうか?
外の世界を見てみれば、以外にも自由度が高い労働条件で仕事をしている人はたくさんいますよ?
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