労働基準法から見るフレックスタイム制のメリット・デメリット

フレックスタイム制度のメリットとデメリット
20代の転職希望者におすすめ! 【筆者の年収を150万UP↑に導いてくれたプロ集団】

【実績No.1】リクルートエージェント公式HPへ

   【5分で自分の適正年収が知れる!】

【登録して待つだけ】MIIDAS公式HPへ

「働き方改革で注目され直されてるフレックスタイム制度」

「満員電車に乗らなくていい」「何時に出勤してもいい」なんてポジティブなイメージを持つ人もいますが、そこにはもちろんデメリットも存在します。法的な観点から見ると様々な決まりがありことも忘れはいけません。

今日はそんなフレックスタイムについて詳しく説明していきましょう。

中小企業にあえて転職する人が増えている!そのメリット・デメリットとは?

2018.08.31

労働基準法のフレックスタイムとは

フレックスタイムの理解が曖昧で、いい部分のみしか見えてない人も多いですが、労働基準法のなかでしっかりと記述があるので理解しておきましょう。

第三十二条の三 使用者は、就業規則その他これに準ずるものにより、その労働者に係る始業及び終業の時刻をその労働者の決定にゆだねることとした労働者については、当該事業場の労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定により、次に掲げる事項を定めたときは、その協定で第二号の清算期間として定められた期間を平均し一週間当たりの労働時間が第三十二条第一項の労働時間を超えない範囲内において、同条の規定にかかわらず、一週間において同項の労働時間又は一日において同条第二項の労働時間を超えて、労働させることができる。

 この条の規定による労働時間により労働させることができることとされる労働者の範囲

 清算期間(その期間を平均し一週間当たりの労働時間が第三十二条第一項の労働時間を超えない範囲内において労働させる期間をいい、一箇月以内の期間に限るものとする。次号において同じ。)

 清算期間における総労働時間

 その他厚生労働省令で定める事項

労働基準法 第三十二条の三

これらを要約させていただくと、「フレックスタイムは、1ヶ月の総労働時間があらかじめ決まっていて、その労働時間の使い方は自由ですよ〜。労働者に任せますよ〜。」ということです。

決して出勤時間、退勤時間が自由なことをフレックタイムという訳ではありません。

フレックスタイムの導入例

東京労働局がフレックタイムのモデルケースを公式サイトにて紹介しています。

フレックスタイムのモデルケース

あくまでモデルケースですので、労働時間にあたるコアタイムも労働することが選択できるフレキシブルタイムも、この時間通りにやる必要はありません。全ての時間をフレキシブルタイムにしてもいいわけです。

逆のことを言えばコアタイムを増やすことだって問題ではありません。ただ、コアタイムが明らかに長い場合は、そもそもフレックタイム制度を導入する必要はあるのか?なんてことになりますので、認められない企業も存在します。

あなたの企業はいかがですか?フレックスタイム制度とは名ばかりに、フレキシブルタイムの時間に出席必須の会議を毎日のように入れられたりしてませんか?

ジョブエモン
コアタイム意外の時間に会議がある企業は、フレックスとは名ばかりのうちに入ってしまうよね。

もしも、このようなことが頻繁に起こる場合、権利の濫用、出席を強制することによるパワハラなんてことにもなり兼ねないので、労動基準監督署や相談したり、社内の人事部の体制が整っている場合は一度相談してみるのも手でしょう。

就業時間前の朝礼は労働基準法違反?時間外手当てを受け取る条件

2018.07.02

これから、フレックスタイムを導入する企業へ勤めることを検討している人の場合は、あらかじめ導入されているタイムスケジュールを確認してバランスが現実的なものか?社員が本当に公にされている時間で勤務ができているか?等、把握する必要があります。

転職をする際に転職エージェントを利用すると、プロのキャリコンサルタントがあらかじめ企業の内部事情を教えてくれるのでおすすめですよ!

ホワイト企業への転職なら
マイナビエージェント公式HPへ

フレックスタイム制度による社員のメリット

ポン太
僕はやっぱり出勤時間の自由度が大きいのはすごいメリットに感じるな〜。満員電車で不快な思いをしなくていいって考えるだけで最高だよ。

出社時間を自由に設定できる

サラリーマンにとって通勤ラッシュはかなり体力を消耗しますが、出社時刻を自由に設定できるので、満員電車の辛さから解放されます

夏場は早めに出社すれば、洋服が汗びっしょりになる不快感やお化粧崩れを気にする必要もありません。

お子さんがいる場合は、送迎時間に合わせて出退勤時刻を決められますし、急な体調不良があっても病院に連れて行った後に出社することができます。

自分の体調などに合わせて効率的に仕事が可能

フレックスタイム制は自分で時間配分するので、効率的に仕事ができる点がメリットです。

低血圧で朝がどうしても苦手な方や、朝からお腹が痛い、頭が痛いなど体調不良の際でも自分のペースに合わせて出社時刻を遅らせることができます。

「今週は精力的に仕事をして勤務時間が多かったので、来週は少な目に調整しよう」ということも可能です。

生活とのバランスを取りながら仕事ができる

ワーキングマザーであれば、「子どもの発表会や運動会など学校行事に毎回参加してあげたいと思いつつ、その度に有休を使うのは避けたい」というジレンマを感じる方も多いかと思います。

フレックスタイム制なら、ワーキングマザーでも家庭の状況に合わせて仕事を行うことが可能です。

平日しか難しい用事でも有休を利用するのを避けられる

役所での手続きや病院での検査、銀行でのローンの手続きなど、どうしても平日にしかできない手続きも多いものです。

また、出勤前に急な水漏れ事故が発生し工事を頼むにも、家に誰かいなければならないといった突発的な出来事もあり得ます。

そんな時でも、有休を取得せずに出勤時間を調整できるのもメリットです。

総じて時間の自由が増えるのが最大のメリットと言える!

これらのメリットにより、仕事量が減る訳ではないですが、単純な会社からの拘束時間が他の会社に比べて短いので以下のようなことが可能になります。

  • 今日は朝洗濯をしたいから、いつもより遅く出勤しよう
  • 夜に予定があるから早めに出勤して終わらせてしまおう
  • 夏場の満員電車はしんどいから、少しずらそう
  • カフェで軽く仕事してから出勤しよう

コアタイムの時間さえ出勤してれば契約上は問題ないので、自分で使える自由な時間は自ずと増えるでしょう。※仕事量が減るというわけではありません。

フレックスタイム制度による社員のデメリット

ポン太
デメリットも存在するのかな?社員からしたら、全部の企業がフレックスタイム制度の方が嬉しい気がするけど。

時間がルーズになってしまう

本来であれば仕事の効率化を目的に導入される制度ですが、自由度が高い制度ゆえ、ただただ時間にルーズになってしまうことも考えれます。自由度が高い=自己管理が必要 ということです。

自由に憧れる人は多いですが、規制があることで成り立っていることも少なくありません。時間という規制が緩やかになることで、よくない方向に向かってしまう人が出るのも事実としてあります。

オーバーワークになってしまう可能性も・・・

雑務も労働なので本来であればコアタイムにやって何も問題ないのですが、会議やチームでの打ち合わせ等がコアタイムに集中してしまい、自分1人でできるような仕事は後回し。

結果的にコアタイムの時間に仕事が全く進まずにオーバーワークになってしまう可能性も否定できません。

"忙しいから休憩なし"は労働基準法違反だが、超過勤務申請はできるのか?

2018.04.05

顧客対応が遅れてしまう

顧客から担当者に急ぎの連絡があっても、担当者によって出社時間がまちまちだと顧客対応が遅れてしまいます。

顧客側からしてみれば、「フレックス制度を導入している企業だから連絡が遅くてもいい」とはならないので、満足度の低下を招くことも考えられるでしょう。

フレックスタイム制度による会社のメリット

ジョブエモン
視点を変えて会社側のメリットも考えてみると、フレックタイムへの理解を深めることができるよ!

無駄な残業代を支払わなくてすむ

フレックスタイム制度を導入している企業では、あらかじめ業務時間が設定された上で勤務をこないしていくので、上司が働いてるから帰りづらい、なんて理由で残業をしている人に残業代を払う必要がなくなります。

※フレックスタイム制度は残業代をださなくていいというわけではない。

社員の自主性を育める→業務効率化

通常であれば、出勤退勤時間を決めて社員一同が仕事に取り組むのが普通ですから、フレックスタイムを導入している企業の社員は自主性を持って仕事に取り組む必要があります。

社員同士で集まれる時間も限られているので、いかに効率よく業務を進めるか?が鍵となり、結果的に業務の効率化が必須になり、自ずと効率化が育まれていくなんてメリットがあると言えるでしょう。

フレックスタイム制度による会社のデメリット

もちろん会社もデメリットは承知の上でフレックスタイムを導入しています。

労働時間の管理がとにかく難しい

導入する際に企業が頭を悩ますのは、コアタイムとフレキシブルタイムのバランスです。ここを誤ると、業務効率化どころか、「ただの出退勤が自由な会社」で終わってしまいます。

仕事の生産率が落とさず、むしろ業績を伸ばせるような体制作りをすることは非常に難しいことなので、企業からしてみればデメリットと言えるでしょう。

一定数、サボるような社員も出てきてしまう

フレックタイムはコアタイムすら出勤してればいい制度ではありますが、そこだけ働けばいいというわけではありません。

あくまで “時間的な拘束は少なくなるけど、フレキシブルタイムも活用して与えられたタスクは効率よく終わらせましょうね” なんて前提のもと成り立っています。

そんな思いとは裏腹にコアタイムだけ出勤してれば問題はないと考える人も出てきてしまうので、そこに対する懸念はどの企業も常に持ち続けていかなくてはならない点はデメリットでしょう。

ポン太
確かに僕も「コアタイムさえ出勤してればいい」なんて考えちゃうタイプかも・・・

フレックスタイム制度の今後の展望

社員からしれば嬉しい制度に間違いはないですが、企業から見た時もデメリットの部分は多いに導入の弊害となっているのは確かでしょう。

【フレックスタイム制度を導入している企業の割合】

フレックスタイム導入している企業の割合

実際に導入する企業の割合は増えているとは言えず、ある程度時間の融通を求める人が行き着く先はフリーランス、業務委託という形の働き方で、フレックタイム制度には行き着かないとも見てとれます。

もちろんフレックタイム制度は魅力的な制度ではありますが、社員と企業がその制度を理解し合い、お互いが得する制度として導入するのは有名企業でも難しいことなので、浸透するにはまだまだ時間がかかりそうです。

現時点でフレックタイム制度に憧れる人であれば、「働き改革の流れで自分の勤めている会社も将来は!」と期待するのではなく、すでに導入している企業に転職した方が早いでしょう。

マイナビエージェントでは、フレックタイムを導入している企業に絞っての転職活動も可能になりますから、相談してみるといいでしょう!(相談もその後の利用も全て無料です!)

20代におすすめの転職支援サービス

フレックスタイム制度のメリットとデメリット

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です