この記事のポイント
- 残業にない企業を見分けたかったら、求人の記載内容の具体的さ、離職率の低さ、組合の力を考慮すべき
- リクナビNEXT内にある、「残業がない」という条件を選定して探すと以外に多くある
- 残業がない企業は以外と多くあるので、周りの意見に左右されてはいけない
- 転職活動をするなら無料で相談に乗ってくれるプロ(転職サイト・エージェント)の力を借りるのが1番
「残業がない企業に行きたい!」
今や残業代を稼ぎたい!という人より、定時に帰りたいなんて人の割合は非常に増えています。
残業がある企業からしたら、考えられないような話しかもしれませんが、結論を言うと残業がない企業は存在しますし、近年の働き方改革で増えています。
今日は、その残業ない企業の見分け方やおすすめの業種、転職活動の進め方について徹底解説していきます。
この記事の目次
残業がない企業の見分け方
求人情報を見て、残業や仕事内容をそのまま鵜呑みにしてしまう行為は非常に危険です。企業は人が足らないから求人募集をだしている訳で、人材を確保したいがあまり、良いことばかりを書いてしまいがちです。
「わが社は残業時間が長時間に及びますので、相当ハードです。」などと書く企業はまずないでしょう。
残業の有・無について触れていれば良いのですが、記載していない企業も存在するので、その他の条件が良くてもなかなか手を出しづらいところです。
求人に記載された内容や企業の状態を手掛かりにして、残業がない企業の見極め方をお伝えします。
記載してある年収や給与が具体的
まずは、年収や給与が書かれている項目を見てください。ザックリ「月給25万円以上」だけしか記載されておらず、残業の有無も記載していない企業は残業がある可能性が高いと言えます。
また、年収400万円から550万円とあまりにも金額の開きがある場合も危険です。入社後に、「長時間残業すれば550万円という意味だったのか!」なんて気づいても手遅れ。。。
可能な限り具体的に記載されている企業で、かつ残業無しと記載されていればほぼ間違いなく残業はない企業といえるでしょう。
※年間通して1時間も残業がない企業はごく稀なので、そこは理解しましょう。
離職率が低い
離職率が高い企業は労働環境が悪いことの証明にもなります。労働者にとって働きやすい環境ではないからこそ、離職率が高いからです。
そのことから企業は離職率を公開したがらない傾向にありますが、良心的な企業であれば採用情報ページに明記している場合もあります。
残業なしで高い年収を得たい、と願うのは誰しも同じですが、年収だけに囚われていると肝心の労働環境を見逃しがちです。
組合の力
大企業であれば従業員数も多いから残業がないだろうと感じますが、実際には社会的知名度の高い企業で長時間残業による過労死も発生していますので、大企業だから安心という訳ではありません。
求人情報どおりに残業がない企業を見極めるなら、「労働組合」が強いかを調べましょう。労働組合が強ければ契約違反の残業やリストラ、不当な労働環境から労働者を守ってくれます。
しかし、労働組合の有無や強さを公開する企業は多くないため、確認するのは少々手間がいります。
例えば、企業に直接電話して確認する、会社から出てきた労働者に聞いてみる、「企業名+労働組合」でネット検索し労働組合のHPを確認の上、労働組合の取り組みについて見るのも1つの手です。
残業がない仕事に転職したい場合はプロに頼るべき?
とにかく残業が少ない転職をするには、そもそも残業がないという求人を探さないといけません。
と、初めての転職活動、そして残業がない仕事を探すことへの不安を抱いている方も多いと思いますが、そんな時は筆者も転職の際に利用したリクルートエージェントや、リクナビNEXT等のサービスなら無料で使えるのでおすすめです。
転職サイトを使って探す場合
まだ転職はするつもりはないけど求人だけ見たいなんて方には、無料で今すぐ利用ができるリクナビNEXTで求人を探すことをオススメしています。リクナビでは、以下のように残業のない仕事が並んでいます。
残業がないという条件だけでも、191件の求人があります(2017年1月現在)。
他にも「17時退社」や「18時退社」と言ったキーワードでも求人を探せるので、現状残業ばかりという方は1度利用してみてはいかがでしょうか?
転職エージェントを利用する
リクナビとは逆に、転職に対する温度感が高い(するとは限らないが)、やるなら無料で専門家の意見が聞きたい・相談したい。なんて方リクルートエージェントがおすすめです。
こちらが実際に筆者も利用したサービスですが、在職中でも21時〜電話での相談やメールでのやりとりで転職活動を進めることも可能だったので、「まずは相談だけでも!」なんて検討段階の人にでもおすすめできます。
転職活動はとにかくわからないことだらけですから、実際にコンサルタントと言われる転職のプロに無料で相談できるのは非常に魅力的かつ、筆者も助けられた点です。
残業がないこと不思議なことではない!
残業がない=いい企業!
なんて認識がされていますが、残業がないのは当たり前です!
高度経済成長期の煽りを受けて、残業をすることが「がんばっている」なんて評価の対象なようなものになっていますが、それ自体がおかしいということに気付かなくてはいけません。
有名な話しですが、アメリカでは残業をするとうい行為は仕事ができないことを象徴するような行為だとされています。決められた時間に仕事が終わらすことができない、仕事の遅い人なんて周りから認識されてしまう訳です。
そりゃ日本人のように好き好んで残業をする人がいなくなりますよね。
日本では残業代が出るのは当たり前ですし、残業代をもらえてない企業がブラックなんて言われ常々問題になりますが、海外では残業代という概念がないような国もあるほどです。
一例としてオーストラリアでは、大企業を中心に残業代がない企業が多く、10時間以上スタッフが働くようなことがあれば国から罰則が与えられるそうです。残業代が出る出ないに関わらずです情報参照元:HOTNEWS様【オーストラリアの労働環境】より
このような世界の事実を知ると、まるで日本人が好き好んで残業をしているかのようですね。
残業がない(少ない)とされる仕事を紹介!
残業が少ない職種の代表例といえば公務員が挙げられますが、今回は民間企業で残業が少ない業種を見てみましょう。もちろん部署や繁忙期によっても多少の残業はあるものとします。
一般事務
一般事務の仕事は業界や業種によっても異なります。エクセルやワードを使った文書・資料作成、メールや電話を含めた来客対応が主な仕事です。基本的なPCスキルが必要とされることが多い仕事です。
翻訳・通訳
英語など多言語での文書・資料作成、メールや電話対応などが主な仕事です。
専門分野のマニュアル翻訳などを任される場合は、語学力だけでなく専門知識を身に付ける必要もあります。海外からの来客時に通訳を任されるケースもあります。
貿易業務
輸出・輸入に関する仕事で、通関手配や運送便の手配、関税・消費税納付、商品納入管理といった仕事です。
書類作成やメール、コミュニケーションの場では英語などの語学力が求められます。
CAE解析
CAE(Computer Aided Engineering)の担当者は、解析で導き出された計算結果を分析し、設計に対して改善提案を行うような仕事です。CAE解析を駆使する能力が求められます。
秘書・受付
秘書は、社長や役員などのスケジュール管理や資料作成、出張時のチケットや宿泊先の予約など、業務に集中できるようサポートする仕事です。段取りの良さや細かい気配りが求められます。
受付は、来訪者と社内の担当者を結びつける仕事です。
会社の顔とも言える仕事なので、しっかりとした応対やセキュリティに関する知識も求められます。
工場(品質管理)
一般的に工場から出荷される部品に不良品がないか?などをチェック(管理)するのが仕事でしたが、最近では製造過程のプランニングから行う場合も多くなっています。
かと言って残業が増えるようなことはなく、現代では残業がない業種の代表例と言われるくらいです。
基本的に工場が時間で閉まってしまうので、人間が作業する術がないですし、流れ作業で日々の業務が行われるケースが多いので、1人だけに業務がしわ寄せになることも少ないでしょう。
残業がない仕事は事務的な仕事が多い
以上で、残業がない仕事を見ていきましたが、全体的に事務的な仕事が多い傾向にあります。
やはり、お客さんを相手にするような職業ですと相手の都合もありますし、相手も仕事をしている方が多いでしょうから、自ずとみなが仕事の終わる時間に活動をしなくてはいけないという事態が起こりがちです。
だからと言って出勤時間が遅くなる訳でもなく、毎日残業で、残業するのが当たり前なんて方が多いのではないでしょうか?
残業がない仕事を探す時はプロに頼るのが1番!
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