この記事のポイント
- ブラック企業に限って、快く退職させてくれる企業が少ない
- 退職届けを受け取ってくれなくても、バックレるという手段は絶対取ってはいけない
- 仮にバックレる場合は、退職届けを出したという証拠を残さないと懲戒免職に合ってしまう
- 退職の意思を伝えるのは1ヶ月半前までがベター
- 転職エージェントを使えば、在職中に転職活動を進めることが可能
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この記事の目次
自分がフリな状況にならないブラック企業の辞め方のコツ
会社を辞める。となれば、まずは上司に報告するのが1番で、その上で退職の手続きが進められていきます。
保険しかり、有給の消化しかり、転職活動しかり、次の職場に必要な提出書類しかり、、、
ただ、ブラック企業たるもの、「今は少し待ってくれ」「辞めるなんて逃げだ!」と、報告や退職願いを受け取ってくれないケースも多々あるのが現実です。
かと言って辞めたいブラック企業に居続ける必要もありませんし、バックレるなんて形をとれば懲戒免職で退職金をもらう権利を失い、本人が損をしてしまう形になります。
これから辞めようとしている人、そして今まさにこのような状況に置かれている人は、しっかりブラック企業の辞め方を理解した上で辞めるようにしましょう。
辞めさせてくれないブラック企業に退職の意思を伝えた “証拠” を残す
上記の記事でも詳しく説明しておりますが、基本的にバックレるという辞め方は良くないです。
退職の意思を証明できないままバックレてしまうと、懲戒免職なんて項目で辞めた側が損をしてしまうためです。実際は伝えたのに認めてもらえず、泣く泣くバックレるという形も例外ではありません。
ただ、これは逆に “退職の意思を証明できる行いをしていれば、バックれても法的な恩恵を受けることができる” ということになります。
退職届というと封筒に「退職届」なんて書いたものを想像しますが、捨てられてしまえばおしまいです。
“自分が退職の意識を伝えた” としっかり残るものを残しておかなくてはなりません。
- 退職届を内容証明郵便で送る
- メールなどネット上にデータが残るもので送る(仕事で使うチャットでも可)
- ボイスレコーダー(ハードルは高いが、、、)
となります。
メールやチャットで退職の意思を伝えるのは一般的にタブーだなんて言われますが、考えてみてください。会社に入ったときに採用メールなんてものが届きませんでしたか?
退職の意思を口で言って受け入れてくれないのであればやむ追えません。自分の今後のキャリアのためにもメールやチャットという形で意思を示したと証拠を残すようにしましょう。
辞める証拠を残すのは1ヶ月半前がベスト
基本2週間前までに退職の意思を伝えたと証明できれば大丈夫という情報が多々ありますが、自分に非がないようにするには、法的なことを気にしなくてすむ1ヶ月半前(47日前)までにしておくことがおすすめです。
627条の2項「期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。」
わかりやすく解説
- ここで言う次期とは、月末締めの会社の場合翌月のことをさす
- 1日〜15日が前期
- 15日〜31(30)日が後期
- 5月14日(前半)に退職願=5月31日(後半)退職認められる
- 5月16日(後半)に退職願い=6月30日(翌月後半)退職認められる
- 月の前半に退職願いを出せば、今月末に退職可能
- 月の後半に退職願いを出すと、来月末に退職可能
これらより、最短で16日前、最長で46(47)日前までには退職の意識を伝えないと、法的な恩恵は受けられません。
よって一般的な会社員は月給制(年俸制でも)で十分これに当てはまるので実は2週間前では不十分なので、この期間を把握した上で退職の意思を伝えるようにしましょう。
在職中に転職活動は絶対にしておくべき
在職中の転職活動をおすすめする理由として、職歴に隙間ができたり、仕事がないときに転職活動をしてしまうと無収入になり生活が厳しくなることが考えられるためです。
それゆえ、いつの間にかいい条件を求めての転職活動にも関わらず、とりあえず就職することが目的になってしまい、本来あるべきキャリアップや前職よりもいい条件を掴み取るなんて意識が薄れてしまいがちです。
きっとこの記事をご覧になってくれている読者様は、みなが経験しないような劣悪な労働環境を経験してきたでしょう。
経験をしてきたからこそ、次こそは自分が納得いくような企業を見つけて欲しいので、当サイトでは忙しくても”在職中”に転職活動をしてほしいと考えてます。
忙しくてもエージェント型の支援サービスを使えば可能
これは実際に筆者も在職中に転職活動を進めて成功させて実体験からなのですが、転職活動を在職中にすることは実際に可能です。
特に筆者も使ったリクルートエージェントを使えば、平日21時〜の電話面談も可能ですし、その後のサポートも電話やメールベースのみで進めることも可能です。※もちろん採用面接は企業にお邪魔することがメインですが、、、
エージェントには代理なんて意味がありますが、その名の通りあなたの転職活動を代理となってサポートしてくれます。※転職エージェントは何をしてくれるの?
- ヒアリング(現状の把握、相談)
- 求人の手配
- 面接日の設定
- 面接対策や履歴書の添削
- “年収交渉”
- 転職後のサポート(求人内容と相違点はないか?)
もちろんこれ以外にもサポートはありますし、丸投げにせず、あなた自身も時間が許す限りの努力を惜しまなければ在職中だろうがクイックに転職活動は進んでいくでしょう。
日本にはブラック企業ばかりではない!
- 某広告代理店の重労働によって社員が過労死
- 某飲食店の社員の労働時間が月300時間を超えたetc….
といったネガティブなニュースの方が、ポジティブなニュースに比べてフォーカスが当たる傾向にあり、「どこも同じだ」なんて洗脳されがちです。
しかし、最近では働き方改革なんて言われるように労働環境の改善に取り組んでいる会社はたくさんあります。
週3日休みを導入したり、他にもユニークな福利厚生があったりと、「会社や仕事は自分の敵」なんて、ブラック企業で働いたがゆえについてしまったイメージを取っ払うことだって可能でしょう。※【10年後は主流?】週休3日のメリット・デメリット
1度転職活動をしてみれば必ず視野が広がります。様々な会社を見て、本当にブラックではないのか?求人に書いてあることが本当なのか?と経験豊富な転職のプロであるエージェントのコンサルタント(担当)に質問しながら、自分の凝り固まった頭をほぐしてみましょう!
自分が満足できる企業は絶対にありますし、筆者も劣悪な労働環境から抜け出して、やりがいのある企業に転職できた張本人なので、自分の将来・キャリアを諦めずにいい方向へ向かっていくきっかけとなれば幸いです。※筆者の細かいプロフィールは以下より
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