年間休日96日の会社ってブラック企業の恐れあり?内訳を見ながら考える

年間休日96日の会社はブラック企業?

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この記事のポイント

  • 年間休日96日は月あたり8日間休める計算になる
  • 日曜休み、土曜2週間に1回出勤+GW、お盆、年末年始が合計8日間休みだと96日になる
  • 週6日勤務の週に毎日のように残業をしている人は法的な限度を超えてる恐れがあるので注意が必要
  • 96日休みは一般的にかなり少ない類なので、不満がある場合は転職エージェントを使って転職活動をするのが最善策
ポン太
土曜日も出勤のことが多くて、この前、年間休日を調べたら96日だったんだけど、これって違法とかじゃないのかな?
ジョブエモン
世間的に見てもかなり少ない部類に入るけど違法ではないよ!

求人などでよく見るこの年間休日96日という数字。

日本の年間平均休日が113.2日ですからかなり少ないと言えますが、転職を考え求人を見ていると、業界によっては珍しいものではありません。

では年間休日96日の内訳や違法性に関して一体どのようになっているのでしょうか?以下で見ていきましょう。

年間休日96日だと週に2回休めない週もあり。。。

年間96日休みでは週休2日はできない

結論からして週休2日休むのは難しいです。実際に96日休みの内訳を見てみましょう。

内訳

  • 年間96日休み÷12ヶ月=8日(1ヶ月の休みの数)
  • 1ヶ月あたりの休日は約8日となり、月1回程度は週1休み、その他は週2で休める計算になる
    →ただ、GW、お盆、年末年始休み等はここに含まれず
  • GW、お盆、年末年始合わせてを少なく見積もって10日としても、10日丸々浮いてしまうことになる。
  • 祝日は基本休みではない

日曜休みで土曜隔週の場合

  • 日曜が固定で休みの場合52日
  • 土曜日変革(2週間に1回)休みで26日
    →合計:年間88日
  • 8日休みが足りない=GW、お盆、年末年始に当てられる
  • 祝日は基本休みではない

仮に土日完全休みだとしても年間休日は52週×2日=104日間(GW、お盆、年末年始含まれず)なので、平均である113日を10日程度下回ることになります。

あくまで感覚論の問題ですが、130日近く年間休日がある企業も当たり前に存在することを考えると、「うちの会社はかなり休みが少ないな〜」「友達と予定いれたいけど、なかなか合わないな〜」等、世間との温度差のようなものを感じることでしょう。

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2020.09.25

年間休日96日しかないことは違法ではない

  • 使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。
  • 使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。

引用元:厚生労働省様より

厚生労働省様のHPにもある通り、1週間に1度休みがあれば言い訳ですから、これは極論ですが1年間に52日休みがあれば違法にはならないわけです。

ただし、原則として1日8時間、1週間に40時間と決まりがあるので、仮に週6日勤務の週に全て通常の勤務時間である8時間働いてしまうと48時間になってしまいます。

※時間外労働協定(36協定)を締め結し、決められた範囲内であれば原則違法にはならない

時間外労働協定(36協定)を守ってない場合は違法

36協定を知っておこう

一般的に正社員として雇用されてる人の1週間の残業限度時間は15時間です。他にも2週間、4週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、1年ともある。※【毎日12時間勤務は労基法違反?】という記事では、表を用いて詳しく説明しています。

つまり週6日勤務がどうしても発生してしまう年間休日96日の会社において、以下のような働き方をしている人は注意が必要です。

こんな人は違法かも・・・

  • 週6日とも通常の8時間勤務をしている
    →この場合通常の6日目の8時間に関しては2.5割増しの処置が取られなくてはいけない
  • 通常勤務の8時間×6日(48時間)に加え毎日2時間(週12時間)ずつ残業している(またはそれ以上)
    →この場合、時間労働の限度が15時間(55時間)に対し、合計が48時間+12時間=60時間となっているので法的な限度を超えている
  • 総じて週40時間以上の労働に対しては2.5割増しが適用されてないと法的観点から見ても原則としてアウト

1年に96日しか休みがないこと自体に違法性はありませんが、大事なのはその内訳であって、1日あたり、1週間単位で労働時間を見つめ直すと、土日祝日休みの一般的な会社員と比べると違法に触れやすい状況になっており、注意が必要でしょう。

現状この条件で働いてる方や、これから働こうとしている人は、36協定の範囲内であるのか?どうしても時間外の勤務が発生してしまう場合は残業手当等がしっかり適用されているのか?という点をしっかり雇用主に確認しないといけません。

デスクに座る人

サービス残業が当たり前な企業にいる人は「ヤバい環境」にいると自負しよう

2020.01.08

休日数に不満がある場合、転職を考えるの1番

ながながと年間96日勤務のことを書いていきましたが、やはり休日の数だけいうと極端に少ないですし、特に家族を持ってる方ですと、家族との時間がどうしても少なくなってしまいます。

年間休日96日の場合、たとえ会社の体制が変わって10日年間休みが増えたとしてもまだまだ休みは少ないです。もし現時点で休みが少ないと感じている人がいれば転職を考えるのが1番ではないでしょうか?

休みが少ないと転職活動にかける時間が少ないと思いがちですが、転職活動を代理となってくれる転職エージェントを使えば在職中でも転職活動を進めることは可能です。

転職エージェントが無料でサポートしてくれること一覧

実際にこの記事を書いている筆者自身も、年間休日が100日に満たないベンチャー企業での激務に嫌気がさし、在職中に転職エージェントを利用して年間休日120日以上の会社へ転職を成功させてます。

リクルートエージェント

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2019.07.20

1度思い返して欲しいのですが、年間休日の平均が113.8日。今よりもいい条件を掴むことは決して難しいことでもありませんし、高望みでもなんでもありません。

自分なんて実力がないのに高望みなんて、、、と思っている人こそ、転職のプロであるエージェントに相談して、実際にどのような企業があって、年間でどのくらい休めるのか?なんて周りの企業のことまで知ってみるといいでしょう!

なんでもかんでも自分で調べようとしてしまいがちだと思いますが、僕が受けたサポートのように電話カウンセリング(訪問して対面でもいい)、その後の求人の手配や応募は全て担ってくれますから、本当に手がかかりません!

すこーしだけ勇気をだして、登録、相談すれば、あとのことは任せることは任せて選択肢の中から自分が選んでいくだけなので、以外とスイスイ物事は進むものですよ!

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