やりがいがある仕事がしたい!おもしろい仕事がしたい!
こんな思いで中小企業へあえて転職するような人も少なくありません。
世間では「安定を求めて大企業へ!」なんてイメージが強いですが、働き方改革が進む日本において、ユニークな評価制度や福利厚生などを率先して取り入れてる中小企業(ベンチャー)が多いのも事実です。
今日は、そんな中小企業へ転職するメリットやデメリットについて詳しく説明していきます!大企業ではなくあえて中小企業へ勤めたい!という方には必見の内容ですよ!
この記事の目次
中小企業へ転職する5つのメリット
1.実力主義なのでやりがいを感じることができる
中小企業は、そのほとんどが実力主義です。
企業の人数が少なければ少ないほど個人にかかってくる責任が大きい反面、やりがいや充実感も得ることができるでしょう。
また、中小企業は大企業よりも実力次第で早く出世できます。
同じ年月働いたとして、大企業では「課長」でも中小企業では企業の2番て3番手になれるくらい出世スピードが異なるのです。
この肩書きによって取引先の対応が変わることもありますので、中小企業で働く方が得である・・・という見方もできますね。
会社が若ければ若いほど新しい事業への進出も積極的であり、社内起業のような形で会社に所属していながら代表という形で事業に取り組むような人事制度を整えているような会社も多いです。
2.頑張った分だけ給料が上がる
働いた時間だけ給料がもらえるイメージが強い大企業ですが、中小企業の場合は成果によって社員の給料が変わるなんてことが当たり前です。もしも勤めている中小企業の業績が上向きになってくれば、割と早い段階で給料が上がることだって十分に考えられるでしょう。
頑張った分だけ給料に反映されるということは、働く者にとってとても嬉しいことですよね。自分の頑張りが企業の業績アップにつながり、給料が上がれば仕事が楽しくきっかけになります。
3.転勤が決まっても範囲が狭い
大企業に勤めていると、企業が進出している場所なら国内・国外を問わずに転勤を言い渡される場合があります。一方で中小企業はそのほとんどが地域に根差しているため、遠方への転勤は稀であるといえるでしょう。
転勤によって子どもの生活環境を変えるのに不安がある、住み慣れた土地を離れたくない、家族と離れて単身赴任を行う、誰もが遠方への転勤は避けたいところです。
転勤のリスクを抱えずにすむのは、家族持ちの会社員を中心に多いなるメリットと言えるでしょう。
4.幅広い業務を経験することができる
企業が小さければ小さいほど、個人が担当する役割の幅が広くなります。大企業なら多くの業務を分業で行う場合が多いですが、中小企業では1人ですべての業務を行うこともあるのです。
こうして1人でさまざまな業務を担当していると、知らず知らずのうちに自分の専門外のスキルや経験を多く積み重ねていくことになります。
この経験が次なるキャリアアップの際の転職に役立ったり、できる範囲が広がることはメリットしかありません。
5.イレギュラーなことでも臨機応変に対応してもらえる
何か問題が起こっても中小企業なら上司や社長との距離が近いため、臨機応変に対応してもらうことができるでしょう。
なかには個人の事情を汲んで、配置転換やシフトの調整を行ってくれる企業もあるようです。
これは上司と良好な人間関係を築いていたり、企業への貢献度が高かったりすればこそ・・・かもしれませんね。
中小企業でうまくやっていくためには、従業員と良好な人間関係を築いていくことが大切なのです。
中小企業に転職する4つのデメリット
上記のメリットから判断して「転職するなら中小企業の方がいいかもしれない・・・」と思った方もいるかもしれません。
しかし、メリットばかりではありません。ここからは中小企業に転職することでデメリットになる4つのことをご紹介していきます。
1.休みや長期休暇が取りづらい
中小企業はギリギリの数の従業員で仕事をしている場合が多いです。
そのため個人にかかってくる仕事の責任も大きく、希望通りに有給を取得できないこともあるでしょう。
1日の有給を取得するのも大変なのですから、「長期休暇を取りたい」などと言うことは尚更できませんよね。海外旅行に行くことは、夢のまた夢なのかもしれません。
※ただ、有給は労働者の権利ですから転職前に有給取得率や連休の是非については人事に確認しておくといいでしょう。
2.リストラや倒産の可能性が高く不安定
大企業は全国規模で展開しているところが多いのに対し、中小企業は地域に根差しているところが多いため、相手にする顧客の数が圧倒的に異なります。
顧客が少ないということは、すなわち企業が不安定ということにつながるのです。
また中小企業は1つの判断ミスで業績が悪化することもあります。業績が悪化すれば従業員はリストラに遭い、最悪は倒産・・・ということになるかもしれません。
もし中小企業で長く働きたいのであれば、尊敬できたり、企業理念に関心できる社長や管理職がいる企業を選択するようにしましょう。
3.経営状況によって給与が左右されやすい
前の項目でもご説明したように、中小企業の経営は社長の腕にかかっています。
社長が下す決断によって経営状況が左右されるので、業績が上向くか悪化するかは社長次第と言うことができるでしょう。
業績が上がれば給料がアップするのが理想ですが、地方の中小企業を中心に顧客の減少が問題となっているため、先を見据えるとなかなか給料を上げることは難しいようです。
4.個人にかかる負担が大きい
中小企業は従業員数が少ないので、個人に割り当てられる役割は多くなってきます。
プラスに考えれば、「責任のある仕事」「やりがいのある仕事」と捉えることができますが、裏を返せば「個人にかかる責任が大きい」と考えることができるでしょう。
そのため仕事でミスをすると、ミスしたことが相当なプレッシャーになって次に思い切ったことができなくなったり、会社に居づらくなったりする可能性も否定できません
このように精神状態が不安定になると、ストレスから体調を崩したり、ひどい場合はうつ病を発症したりすることもあります。
大きな責任は1人で抱え込まないように誰かに相談したり、気分転換をしたりしてストレスを発散させる環境作りが大切になります。
大企業>中小企業といった単純方程式はもう終わり!?
時代の流れは変わり、我々のどこかにあった大企業>中小企業という方式はなくなりつつあります。
IT化、Iot化が進む今、そもそも社員を多く抱えずとも大企業と同じ市場で戦うような中小企業も少なくありません。
むしろ、中小企業が開拓した市場を後発組みとして参入してくるのが大企業のようなパターンも多いです。
ビジネスのトレンドが目まぐるしく変わる現代においては、会社の規模に囚われながら働くのは、”仕事のやりがい” にフォーカスを当てるならナンセンスと言えるでしょう。
もちろん社会的信用等は大企業には敵いませんので、あくまで “やりがい” という部分ということだけ強調させてください。
これらより、仕事のやりがい?スキルアップ?企業の規模?安定?、自分が仕事において何を求めるのか?を明確にして仕事選びに取り組むことが大切でしょう。
しかし、これから先も仕事からは逃げられないですから、“どうせならやりがいを持てる仕事をしましょうよ!” というのが筆者なりの結論です。
この記事を通して中小企業で働くことへの関心を高めていただければ幸いです。
※実際に筆者も26歳の時に転職をしています。その経験談は以下になりますので、興味がある方はぜひ!
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