この記事のポイント
- ワンマン社長の会社に勤め続けるリスクはいっぱいある
- でも社長だけに害があるか?と言われればそうではない
- 社員から提案や企画をバンバンだして、社長が動かなくてもいい体制を作る改善方法も検討してみては?
- どうしても耐えられない場合は、環境を変えることも視野にいれる
社長のワンマン経営にこれ以上ついていけそうにない!
経営と仕事のできるできないは異なる能力が必要なので、いくら仕事ができても経営の部分で社員に耳を貸す余裕がなかったり、ワンマンと言われる経営体制になってしまっている会社は珍しくありません。
もちろん会社のトップは社長であり、そのぶんリスクも背負っているがゆえ、良い悪いのベクトルでは判断できませんが、働く社員の身からすれば少しはこちらの声に耳を貸して欲しいところ。
今日はそんなワンマン社長の下で、息苦しい思いをしながら働いている方へ向けて伝えたいことを書いていきます。
この記事の目次
ワンマン社長の会社に勤め続けるリスク
ワンマン社長の下で働いていると気づかないことですが、そこには働き続けるリスクが存在しているのでこの機会に把握しましょう。
視野が狭まる
仕事は自分が扱っている商品やサービスを通じてお客さんを喜ばせたり役に立つことでお金をもらうことで成り立っています。
そこで上がった売上が会社の利益となって社長や同僚と仕事を続けることができるわけです。
しかし、ワンマン社長の会社であると社長の言うことや判断が絶対なので、商品やサービスを通じてお客さんを喜ばすのではなく、社長が気に入ることをしようなんて思考が先行して、気づかないうちに視野が狭くなってしまいます。
あなたは仕事をしている時に何を考えてますか?
ワンマン社長の下で苦痛と感じながら働いている人は、きっと社長の顔色を伺うことが仕事になっているはずです。
これでは広い視野なんて持てず、きっと社長のために仕事をしているなんて状態になってしまうことでしょう。
自律的な考えができなくなる
社長の意見が絶対!なんて会社では、自律的な考えができなくなります。
いつの間にか「社長に言われたことは絶対」「社長の言うことが全て正しい」「社長に言われたことをやろう」と、何も疑いを持たずに指示待ち状態が続くと、気づかぬうちに自律的な考えを持てなくなっていることでしょう。
もちろん社長の言うことは絶対かもしれませんが、そこまでには様々なプロセスがあり、最終判断が社長のだけであって提案や企画は本来社員が考えた上で出すものです。
それによって、やりがいを感じたり、社員同士の結束が高まったり、様々な方向からアイディアが出るというメリットがあるでしょう。
しかし、ワンマン経営では、社長→社員の一方通行なので社員が提案する余地もありません。
頼まれることを淡々とこなす能力が必要な仕事はもちろんありますが、自律心が高いことに越したことはありませんし、指示待ち人間より自分から仕事を生み出して動ける人間の方が本来評価が上がるものです。
気づかぬうちに自分で考えることをやめてませんか?
もし、これが当てはまる場合は、自分の市場価値や社会人としての能力が落ちてしまっていることに気づかないといけません。
ストレスを感じ続ける
ワンマン社長で辛いと感じる人が、会社に勤め続ける最大のリスクはストレスを感じ続けることです。
ストレス社会なんて言われる昨今、一切ストレスを感じずに仕事をしている人なんてまずいませんが、社員の意見が通らない、話しを聞いてもらえない、やりがいがない、機械のように働いてるだけ。
これでは人間関係に加えて仕事そのものにも熱心に取り組めませんからストレスが倍以上になると言わざるを得ません。
社員同士のトラブルであれば、会社の人事が解決してくれたり人事異動なんて手段があるのも確かですが、社長間との溝を埋めるのは非常に難しいです。
ゆえにストレスを感じ続けるのは目に見えていて、ストレスを感じ続けるあまり働けない状態になってしまう人が多いことを考えると、これ以上のリスクはありません。
ワンマン社長の会社に対して取るべき行動
社長がダメだ!と否定することは誰もができることです。
なので、本当にこの状況を打開したい!自分の環境をよくしたい!という思いがあるのであれば、まずは自分がとるべき行動について考えてみましょう。
クリエイティブなアイディアの提案をする
ワンマン体制が出来上がっている会社では、そもそも社長がいきがるしかないような思考が社員に身についてしまっていることも考えられます。
社長を擁護するわけではありませんが、社長だって人ですから、社員に嫌われて良い思いをする人はまずいません。
創業当初はワンマンでやらざる得ない経済状況だったり、社内の体制だったかもしれませんが、本音を言えば社員に
「ガンガン提案してほしい!」「協力できることはしたい!」「壁打ちでもいいから話しに来て欲しい」
なんて思っていることだって十分に考えられます。
社長は1人、社員は数十、数百といるわけですから、社長より人数が多い社員が自然にワンマン体制を作りあげていることだってあるのです。
本当にあなたが、会社の仕事は好き、この会社で働きたい、会社の環境を良くしたい!なんて思いがあるのであれば、却下されるのを覚悟で、仕事の提案や企画に率先して取り組みましょう。
社長が考えつかないアイディアを出せば必ず認めてくれたり、社長が認めてくれる姿を他の社員が見れば会社全体の雰囲気も良くなるはずです。
環境を変えることを検討する
ワンマン体制が改善しそうもない。常に社長→社員の一方通行だ、なんて場合は見切りをつけて環境を変えることを視野に入れるのも1つの手です。
上記で説明したように、ワンマン社長の下で働くリスクは計り知れません。生活のためとは言え、あなたがそのリスクと向き合う必要は全くないのです。
職業選択の自由なんて権利を誰もが持っているわけですから、少しでも自分が納得できる環境を選ぶことを心がけましょう。
筆者が環境を変えた方法
実際に環境を変える選択をした筆者ですが、前職は社員10人以下のベンチャー企業でしたから、この記事で書いてきたようまさにワンマン社長の元働いていました。
もちろん悪いことばかりではないですが、思考が固まり、いつのまにか環境を変える選択すらなかった時期がありました。
ただ、いざ知り合いの紹介で出会ったリクルートのキャリアコンサルタントにキャリアについて相談してみると、正直ビビるくらい自分の可能性を知らされることになります。
景気も特別良くない昨今、正社員で働けるだけ幸せ。。。というのは、実は飛んだ勘違いで、20代〜30代前半であれば、むしろ人手不足で働き口なんて選べるくらいの立場にいるという事実を知っておかなくてはいけません。
上のグラフは帝国データーバンクの調査を元に作成したものですが、ご覧の通り今や半数近い会社が人手不足に悩んでいます。
特に20〜30代の若者の人手不足は深刻で、ひと昔前なら転職市場で見向きもされなかったフリーター、既卒、第二新卒(新卒で勤めた会社を3年以内に辞めた方)まで需要が広がっています。
これらの影響も手伝ってか、リクルートエージェント経由で転職活動をして、筆者は26歳の歳で年収150万UPの転職を果たしました。
信じられないかもしれませんが、本当に本当に少子高齢化の煽りを受けて企業は人手不足でお金を払ってでも若者を採用したいというニーズがあるのです。
そんな事実を知った上で、
「ワンマン社長の会社でこれ以上仕事を続けられない!」「今すぐじゃないけど、後々は環境を変えることを考えている」
なんて方は、その旨をそのままリクルートのキャリアコンサルタントに相談することをおすすめします。
公式サイトにもあるよう、数ある転職支援サービスの中でも、リクルートだけは “転職を勧めるだけのサービスではない” ので、筆者も最初は転職するという選択肢すらなかったので、「無料だし、相談だけして終わりにしよう」くらいの気持ちでいました。
【相談だけでもいいと公式サイトでも言及している】
リクルートだけは訪問面談等いらず、21時以降の電話面談も可能なので、仕事が忙しい人も相談をすることが可能です。
実際に筆者も仕事をしながらの相談〜転職活動だったので、なんだかんだんで訪問の面談に行かず、企業面接以外のことは電話とメールで転職活動を進めました。
こういったこともできるので、自分の気持ちを除いては、以外に環境を変えるという選択肢の壁はすごく高いわけではありませんよ!
筆者はこの「相談してみよう」、という小さな一歩がきっかけで今充実した毎日、それに加えて大きく年収が上がった背景があるので、変化を恐れず小さな一歩を踏み出してみてはいかがですか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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