期待や不安を胸に膨らませて迎えた社会人としての新たなスタート。
いざ社会人として会社で働き始めると、「就職した会社が思っていた会社と違った」「もしかしてブラック企業に就職してしまったのではないか?」なんて思い始めている人も多いのではないでしょうか?
このような事態は珍しいことではなく、”あるある” と言っていいほど新社会人の多くが感じることです。新卒で勤めた会社を3年以内に辞める人が今や3割以上という結果にもつながっています。
すぐさま会社をやめるという選択肢はなかなか選択しづらいと思いますが、今や人材不足と答える企業が全体の半分を占めるほど業界全体が人材を求めている時代です。
求職者の選択肢は限りなく多いのは確かなので、様々な視点から「思っていた会社と違かった」なんて時の対処法や次のステップの進み方を解説させていただきます。
この記事の目次
思っているよりも労働時間が長い会社だった時の対処法
「あれ、もしかしてブラック企業?」
なんて思う原因の1つに長い労働時間が挙げられます。入社して数日こそきっちり定時で家に帰れるものの、本格的に業務を開始したら1時間2時間は愚か、気づいたら終電近くまで働くことが当たり前になっている人も多いです。
そんな人はまず、以下の3つのことを実践してみましょう。
- 自分の労働時間は法的に違法かを知る
- 実際の勤務時間を証拠に残す
- 専門機関に相談する
1.自分の労働時間は法的に違反かを知る
12時間労働は違法の可能性が高い!という記事でも詳しく説明していますが、毎日8時間以上働くこと自体は違法ではありません。
ただ、「36協定という時間外労働の限度に関する基準」の範囲内で済まさなくてはいけないので、残業が続く人は1度自分の就業時間は法的に認められている範囲なのか調べてみましょう。
期間 | 限度時間 |
---|---|
1週間 | 15時間 |
2週間 | 27時間 |
4週間 | 43時間 |
1ヶ月 | 45時間 |
2ヶ月 | 81時間 |
3ヶ月 | 120時間 |
1年間 | 360時間 |
2.実際の勤務時間を証拠に残す
法的に触れている場合も仮に触れていなかった場合も、今後のことを考えて、自分の就業時間を記録しておくようにしましょう。
タイムカードを定時で切らされたり、上司が管理している就業時間と実際に働いている時間が違うときに、言いくるめられないためです。
紙面で残しておくのももちろん効果的ですが、会社を退社する際に会社のPCから自分のプライベートアドレスにメールを送ったり(受信時間がわかる)、残業時間記録アプリなどで記録しておくことがオススメです。
これでは企業側も改ざんのしようがなくなりますから、トラブルに発展した際にも法的な恩恵を受けて自分の立場を守ることできます。
3.労働基準監督署に相談する
労働基準監督署は国が運営する機関なので信頼度は抜群にありますし、守秘義務などもあるので相談したことが会社にバレる心配もいりません。また、法的な部分も踏まえて今後のプランなど選択肢を得られるので無料で電話してみるといいでしょう。
法的な相談なら労働基準法を専門とする弁護士への相談も1つの手段ですが、相談費用がかかってしまったり、いざ弁護士に頼むと不本意に大きな問題になり兼ねないという心配もあるので、まずは国の機関である労働基準監督署への電話相談がベターです。
パワハラが当たり前の職場環境の場合
パワハラが当たり前の職場環境の場合も、上記の残業が多い場合と共通で以下の2つを徹底するようにしましょう。
- 証拠を残す
- 専門機関に相談する
ただ、パワハラの定義は曖昧で、泣き寝入りしてしまう人が多いというのも事実としてあります。専門機関に相談しても、なかなか口頭だけでは取り扱ってもらえないケースも多いです。
ここで証拠を残す方法は、ボイスレコーダーに記録する。暴言や嫌味、自分がパワハラだと感じた言動を記録しておくことが大切になります。
一歩踏み出して転職という選択肢も考えてみる
対処法をいくつか紹介してきましたが、会社が明日から劇的に変わることはまずないので、少しでも「違うな」と感じることがあれば一歩踏み出して転職という選択肢を持っておくのも1つの手でしょう。
就職は職歴が全くない学生を一定のシーズンに各企業が一斉に採用するわけですから、ミスマッチが起こりがちで「会社に入ってはみたものの、そもそも自分のやりたいことではなかった」なんてことも決して珍しくありません。
どんな状況であれ、仕事への不満や悩みを周りに打ち明けると、
「昔は殴られながらやっていた!」「下っ端なんだから怒られて当たり前!」「やりたくないことの中からでもやりがちを見つけて頑張れ!」「とりあえず3年は続けろ!」
なんてアドバイスをする人が大半でしょうが、現状の日本を見ると驚くほど多くの企業が人手不足に悩んでいて、新卒で勤めた会社を短期間で辞めてしまった人でもたくさんのチャンスがあります。
アドバイスの中に転職という単語がでてこないのが不思議なほど、若いというだけで選択肢は多くあるのです。
ミスマッチが起きてしまった企業に勤め続けるくらいなら、少しでも視野を広く持って納得できる職場で働くことを目指し行動していくことがベストな選択肢ではないでしょうか?
若年層専門の転職・就職サポートサービスを利用してみる
リクルートエージェントでは、新卒で勤めた会社を早期で辞めてしまった人や、既卒の20代向けに無料で正社員就職サポートサービスを行なっています。
次の転職・就職先でもミスマッチが起こらぬようヒアリングは綿密に行われ、やりたいことがない人でも仕事が見つかるよう提案段階からサービスがスタートするのが最大の魅力でしょう。
実は筆者も実際にリクルートのサービスを受けて転職を成功させているので、絶対的におすすめをしています。※筆者のリクルート利用した感想や特徴は以下の記事でまとめています。
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