毎年のように10年後なくなる職業ランキングなんて雑誌の特集が話題になり、自分の仕事は今後も安定しているのだろうか?リストラにならないだろうか?
と不安な気持ちを抱きながら日々を過ごしている人も多いでしょう。これは20代、30代の世代、今後も30年以上、社会人として働き続けなくてはいけない人からしてみれば、死活問題です。
では、今後AI(人口知能)やRPA(ロボットによる業務自動化)と言われる技術が発達して、多くの会社で使われるようになっても、生き残れる仕事、需要が失われない仕事はどんなものでしょうか?
この記事の目次
AIやロボット技術が発達しても今後需要が増す仕事
介護職等、老人向けサービス
少子高齢化なんて言葉は今の日本では多く聞かれますが、実際に危機感を抱いている人はそう多くはありません。ただ、この記事の本題である今後のことを考えていくと高齢者の増加は見逃せないものになっています。
厚生労働省が発表したデータによると、今現在、生産年齢人口(15〜64歳)の人、2.5人が1人の老人の生活を負担しています。これを2025年まで見ると2人が1人を支え、2050年になると1人が1人を支える時代になるのです。
信じられないでしょうが、無条件で1人の労働者が1人の老人の経済的な面倒を見なくてはいけないことを意味します。ここまで深刻化な自体かつ今後も増えていく老人の数に対して、現時点でさえ介護職は人手不足に苦しんでいる状態なのです。
給料が休めに設定されている業界ですが、政府も現在進行系で業界全体の給与底上げに取り組んでいる最中でもあることから、需要は間違いなくあり、将来性も十分と言えるでしょ。
【介護職の仕事例】
- 介護タクシー
- 訪問介護サービス
- 有料老人ホーム
- 住宅介護支援、
- レクリエーション介護士
医療関係
こちらも高齢化社会になるにつれて自ずと需要が高まる業界であります。アルツハイマーやガン患者が今以上に増えることは間違いないので、早急に人材確保したいという病院や診療所は多く求職者有利な状況が続く見込みです。
医療は人の命を扱う仕事でもあるので、いくらAI、ロボット技術が発達しても、代替えが利かない部分も多く、技術がなくとも監修やアドバイザー的な立ち位置でもニーズが高まっています。
それなりの資格が求められる業界ではありますが、その分、仕事には困らないし今後も需要増え続ける業界です。
【医療関係の仕事例】
- 外科医
- 看護師
- 精神科医
- 内科医
- 薬剤師
観光業界
低価格競争の末、ブラック労働や中小規模の旅行代理店が経営難に追い詰められている現状ばかりプッシュされるので、あまり需要のある業界ではないイメージが強いですが、需要だけを見ると右肩上がりで今後も伸び続ける業種と言われています。
観光庁が発表したデータによると、リーマンショック後は訪問してくれる外国人の数も出国する日本人の数も増え続け、海外旅行を中心に観光業はなくてはならない職種です。
デジタル化が進んで、オンラインのみで旅行の申し込みやホテルの予約をする人も増えています。
これに対応すべく各社ともにwebサービス強化に取り組んでいる現状があるので、スマートフォン利用等、比較的早い時期よりITに触れて生きてきた若者の需要は間違いなく高く、今後も求められている層です。
通訳等、英語を使う仕事
訪問外国人の増加、そして日本に働きにくる外国人が増えていることから、通訳や英語にまつまる仕事の需要が今後もふえていきます。
グローバル化やインターネットの普及によって海外と日本の壁はなくなりつつあります。GDPなど、経済レベルでは世界トップクラスに位置するにも関わらず、英語スキルは70カ国中30位、先進国の中でも最下位と言われています。
技術の高さは世界レベルにも関わらずコミニケーションスキル(英語力)がないために、なかなか海外に進出できない企業や人材も多いことでしょう。
先進国では英語ができることは当たり前で、+して他のスキルを求められることが多いですが、その分、日本では英語スキルのみでも優遇されることが多くチャンスなのです。
英語教育は義務教育化されていますが、現状、まだまだビジネスレベルの人材が育つ環境とは言えません。そのため、今後も需要はあり続けるスキルではあるので狙い目です。
接客業(ホテルマン等)
日本には「おもてなし」なんて言葉があるように、どんなにAIやロボット技術が発達していない独自の文化、習慣が存在します。
スーパーのレジ打ち等、作業系の接客業は減りますが、マニュアル化できないような臨機応変な対応が求められるホテルマン、飲食のサービススタッフの業務はロボットには真似できないところです。
接客業は数百年も前から続いている業種でもあります。今後もなくなるということはまずありえないと言われるほど続いていく業界なので、安定感は間違いなくありますし観光客の増加で需要が高まる業界と言えるでしょう。
プログラマー
なんども触れてきていますが、今やAIやロボット技術を利用したサービスが人々の仕事を奪っていくとされています。たあ、そのサービスを構築する側に経てば間違いなく仕事に困ることはありません。
どこの分野もこのサービスを構築する側にいる、プログラマーを欲しており、NHKの特集ではプログラマーが不足していると答える企業が約9割にも及ぶと紹介されました。
今後もその傾向は深刻になるばかりで、その分市場価値も上がると言われています。
将来性ある企業の条件。需要よりも入る会社選びが大事
ここまで需要がある業界を紹介してきましたが、企業によっては例え需要があっても安定しないし、労働環境が整備されてないなんてことがありがちです。
そんなことでは将来性があるとは言えないので、将来性がある企業の条件を見ていきましょう。
離職率が低い
離職率が高いことが一概に悪いとは言えませんが、ブラック企業であったり、社内での競争が激しかったり、精神的に消耗する恐れが多いにあるでしょう。
自分のスキルを高めたい、競争できる職場で切磋琢磨したいという人ならいいかもしれませんが、人の入れ替わりが高い(離職率が高い)職場はオススメしません。
従業員の満足度は、この離職率の高低に現れる部分でもあるので、事業が魅力的でも内部の状況を入る前に把握することが大切です。
柔軟性がある
働き方改革や、副業解禁など、近年ライフワークバランスなんて言葉が頻繁に使われるようになり、労働形態や拘束時間等、労働における様々な点について見直されています。
良く思っていない人も多いかもしれませんが、これも時代の流れです。この流れに対応できるかどうかは企業の柔軟性にかかっていると言えるでしょう。
1つの事業ををやり抜くことは大切ですが、IT革命、AI革命、RPA革命と、数年単位で世の中の事情は変わりますし、今うまくいっている会社でも対応していかなくては生き残っていけません。
今後も何かと変化が絶えない世の中において、柔軟性がある、多くの分野に精通している、事業転換が早い、なんて企業が勝ち残っていくことでしょう。
AIやロボット技術に関心が高い
今は実現できていなくても、少なからず今後AI、ロボット技術の導入を前提に事業を進めている企業は将来性があると言えるでしょう。
先ほども申しましたが、やはり時代の流れにはどうあがいても逆らえないものです。需要を見極め、対応していくと姿勢が少なからずないことには置いてかれてしまいます。
これは個人でも企業でも同じです。現状、まだまだ日常生活の中でAIやロボット技術に触れることが少ないですが、今後は絶対とも言えるほどビジネスシーンで必要になってくるので、関心すらない企業には注意しましょう。
将来性ある企業に勤めたい人は転職のプロに相談しよう!
結論として、業種に需要があっても、今後を見据えると結局は入る企業が大事だと言うことがわかっていただけたのではないでしょうか?
ただ、入ってみないとわからないこともたくさんあります。新卒で入社した新入社員の離職率が高いのも、「入ってみたら違った」なんていう企業と求職者側のミスマッチが原因なのです。
無料で利用できる転職エージェントは求職者に仕事を紹介している反面、企業サイドからも人材の斡旋を頼まれているので、各業界はもちろん、企業の事情に関しても詳しいのです。
そのため、「入ってみたら違かった」なんて事態を防ぐよう、あらかじめ情報を共有してくれます。
今や人手不足の企業も多く、20代であればどこの業界でもひっぱりだこな状況が続いているので、転職エージェントを利用して自分の可能性を確かめてみてはいかがでしょうか?
転職エージェントおすすめ3選
転職エージェント選びに困っている人向けに、転職エージェントを厳選しました。
豊富な求人数『リクルートエージェント』
転職エージェント大手の『リクルートエージェント』。転職実績や豊富な案件から、登録しておいて損はないでしょう。
・転職実績No.1
・非公開求人数10万件以上
・手厚いサポート
→面接力向上セミナー、職務経歴書エディターなど
求人の質を求めるなら『doda』
『doda』もリクルートエージェントに負けず劣らず非公開求人が多数な転職エージェント。キャリアカウンセリングを実施しているので、今すぐに転職をする気がない人もキャリアの相談をしてみましょう。
・非公開求人含む約10万件の求人
・キャリアカウンセリングあり
・年収査定可能
『type転職エージェント』
『type転職エージェント』は営業、エンジニアに強く、大手企業とのつながりが強いことが特徴。また、年収交渉に強く、あなたの納得のいく勤務条件に近づけてくれるよう努めてくれます。
・約80%が非公開求人
・年収交渉、条件交渉など各種交渉に強い