この記事のポイント
- 愛社精神とは企業が行うこと全てに賛同することではない
- 自分の所属する企業の繁栄に繋がるよう勤めることや、考えること。これが愛社精神のあるべき形
- 愛社精神を社員が持てば職場環境が良好になり、人の流失などが防げる。
- 愛社精神は自発的に起こるものなので、強要される会社は危険。
「愛社精神が持てなくて、生活の為だけに働いているのに、何か周囲のテンションについていけない・・・」
こんな悩みを持っている人はあなただけではありません。
みんな出世はもちろん、輪を乱さないために我慢して優等生を演じているのです。だから決して愛社精神が持てない自分が悪い、なんて思うことだけはまずやめてください!
今日は、そもそも愛社精神とはなんぞや!?そして、愛社精神は別に持たなくてもいい!ということをお伝えしていきたいと思います。
この記事の目次
愛社精神を強要されても従う必要はない
愛社精神【あいしゃせいしん】
自ら勤める会社を愛する気持ち。 経営者に対する忠誠心とは別次元の問題であるが、よく混同される。 高度経済成長期の原動力となったイデオロギー。
引用元:はてなブログタグ様
大事なのは”自ら勤める会社を愛する気持ち”という部分です。”自ら”というのが話しの論点になってきます。
この愛社精神が煙たがられる第一の原因は、この自らという概念を無視して”忠誠心”という意味合いで求められることが多いためです。
少し語弊があるかもしれませんが、やけに朝礼で「ありがとう」と言わせたり、会社の理念を何回も読ませる会社は黄色信号かもしれません。
自発的に起こることが大切
会社が好き、会社のために、という気持ちは自発的に起こるものなので、従うもなにも強要されてると感じる時点で愛社精神がないことを自覚するといいでしょう(悪いことではありません)。
例をあげますが、学校で隣の席に座ってる子の良さを先生に説明されたら、その子のことを今日から好きになれるか?と言ったら、まず難しいと思います。
愛社精神も同じです。強要されるのではなく自発的なもの。
無理に強要に従おうとしても自分を苦しめるだけなので、従おうと自分の気持ちに嘘はつく必要はないです。
愛社精神とプライベートは別物!
会社を好きになろう、仕事に没頭しようなんて思うがあまり、自分のプラベートにまで会社の仕事を無理に持ち込もうとする人がいますが、それは違います。
あくまで自分があって、会社があるのです。会社があって自分があるわけではありません。
プライベートは自分の時間ですから、これでは愛社精神が負担になって自分が潰されてしまいます。
仕事は仕事、プライベートはプライベート。愛社精神を持つのは仕事中であり、仕事に対して。
プライベート中も愛社精神を忘れないのは自由ですが、プライベートの時間にその愛を当ててはなりません。
しっかり別物として境界線を持たなくてはなりません。
愛社精神は仕事をする上であった方がいいの?
結論から言えば、あるに越したことはないです。別に愛社精神がなくても仕事はできますから、ないといけない。ない人がおかしいということではありません。
ただ、この愛社精神により、「自分の会社が1番」「この会社のやることが正しい」と、どうしても思考は停止気味になってしまい、1人のビジネスマンとしての可能性を狭めてしまうこともあるので、一概に持つのがいいとは言い切れません。
- 好きな会社だからこそ周りよりいいサービスを提供したい
- その上で自社はもちろん、周りのことまで把握する
- 把握した上で自社のサービスはどうなのか?
- 客観的に見て1番と言えるのか?
愛社精神とはここまで追求するものであって、会社に対しての忠誠心だったり、自分の会社が1番だと思考を停止させることではないことは念頭に置いてください。
でも愛社精神を持つといいこともある
これはあくまで筆者の経験論の話しになりますが、現状筆者が勤める会社は愛社精神を持っている人が多く、割とみんな会社が好きだし社長に対する信頼も高い人が大半を占めます。
そして筆者も入社間もないとは言え、今まで仕事をしてきた中で一番仕事に自信が持てているという実感があります。
では、このように愛社精神が高い人が集まると、どんないいことがあるのでしょうか?実際の筆者が勤める会社の例を紹介していきます。
社内環境が良くなる!
会社への不満などがストレスになり、その思いをどこにもぶつけることができずに社内の部下や同僚に当たってしまうなんてことがあります。
”やらされてる仕事”
”誰でもできる仕事”
”雑用”
なんて意識で仕事をしていては当然ですよね。
しかし、その点、愛社精神というものを持っていれば、「会社が成長するために」「社員のみんなと目標を達成するために!」なんて、やってることは同じでも方向性が定まり、会社への不満を軽減することもできます。
やってる仕事は変わらないのに不思議ですが事実です。社内環境の悪化は愛社精神によって防げるのです。
人材の流失が防げる
人はよりよい労働環境を求めて転職を考えるものです。転職に関してネガティブなイメージがなくなりつつある今だからこそ、この愛社精神によって人材流失を防げてる会社も多いのではないでしょうか?
転職が悪いこととは言いませんが、企業からしてみれば代わりとなる人材を探さなくてはいけませんし、人材を採用しても、育成の手間が少なからずかかるわけです。
人が育つまでお客さんは待ってくれないので、今と同じ、そして今以上のものを提供し続けるとなると、やめてしまった人のしわ寄せは少なからず負担となって企業にきます。
その点、筆者が勤める会社のように勤続年数が長い人が脇を固めれば、人手が足りずに仕事が回らないなんてことはまず起こりません。
ベテランが多いのも時にはデメリットになり得ますが、人が足りなく離職率が常に高い環境よりは何倍もいいことでしょう。
今の会社に洗脳される前にやるべきこと
愛社精神は持たなくてもいいですが、必ず求められますし、毎日同じ環境にいればいつかは洗脳されるように持ってしまいます。
これが自発的ならいいのですが、ある意味洗脳に近い状態なので事故的に起こってしまっているのです。
もちろん、一概に悪いことではないのですが、これにより若くて選択肢も多いあなたの視野が狭まってしまうことを1番に筆者は恐れています。
そして、これを書いている筆者自身も、ブラック企業に勤めている際に完全に洗脳されて視野が狭くなる状況を経験したので、この記事を読んでくれている方には伝えたいです。
※筆者のプロフィール
疑問を持ってほしい
まずは今の環境に疑問を持つことから初めて欲しいです。
別に愛社精神は持たなくていいのですが、持てない理由がどこかにあるはずなのです。
それは決してあなた自身の問題ではなく、会社側に存在していることでしょう。その違和感を言語化はできていないものの、感じているがゆえに、会社を好きになれていないわけです。
だからこそ、今の会社の環境、そして上司や同僚の言動に、正直に疑問を抱いてみましょう。
意義を唱える必要はないですから、自分の頭の中で納得できないことに関しては、しっかりと「おかしいな」と疑問として捉えるようにしてください。
違う選択肢を検討してみてほしい
何度も言うように、愛社精神は持つ必要はないですが、持てるに越したことはないですし、何より自発的に持つことにより自身の状態が良くなることでしょう。
嫌いな人やなんとも思ってない人よりも、好きな人と一緒にいた方が楽しい原理と同じです。
やるからには、なんだって根源に好きという気持ちがあった方が良いに決まっています。
だからこそ、今の環境でどうこうというより、違う環境を探してもいいのでは?という選択肢を持って欲しいです。
一歩踏み出してほしい
違う選択肢を持つことは決して難しいことではありません。
同僚以外の違う会社の人と関わってみる、違う業種に興味を持ってみる。なんでもいいです。
ただ、実際に愛社精神を持っている人が多くいる会社へ転職した筆者の経験談からすると、キャリアのプロに相談するのがてっとり早かったです。
というのも、友達も上司も家族も自分の経験論からしかキャリアに関しては言えないためです。
であれば、色んな人のキャリアを仕事を通じて見ているキャリアコンサルタントに相談するのが1番の方法でしょう。
筆者は「とにかくブラック企業を辞めたい」と相談したものです。
リクルートエージェントであれば、このキャリアコンサルタントと呼ばれるプロを多く抱えておりますし、何より相談が無料です。
仮にその後転職活動をすることになっても、転職が成功しても一切お金が発生することはありません。
愛社精神が持てない会社は辞めた方がいい!なんて言いませんが、一歩踏み出して、キャリアに関してもう1度見つめ直して欲しいのです。
そのためにお金がかからないからまずは相談して欲しいというのが筆者の思いになります。
この些細な相談をしたことから、筆者の場合は転職をすることになって、愛社精神を持てる会社へ行けた。これは関係ないですが、それに加えて年収も150万上がった。
なんてことを経験しているがゆえです。
繰り返しになりますが、愛社精神を持てないことは悪いことではないですし、辞める必要もないです。
ただ、好きな人と一緒にいた方が楽しい時間を過ごせるように、好きな会社にいた方が絶対に自分自身の人生が楽しくなるでしょう。
一歩踏み出す勇気。
今の自分の環境に疑問を持ち、自分の未来を良くするために踏み出して見てはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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