ここを押さえる!退職の切り出し方のコツ
退職するということは人生の大きな転機になりますので、まずは自分自身が本当に退職したいのか、ブレはないのか、意思をしっかりと固めることが必要です。
“仕事がきついからなんとなく退職したい”と思う人は多いのですが、退職の理由が自分の中で明確になっていない段階では、周囲に退職を口にするのは控えておきましょう。
退職の2文字が浮かんだ際は感情的に辞めたいと判断していないか、まずは退職したい理由を文字に落としてみると考えがまとまります。
退職することによる人生のメリットや方向性をしっかりと自分で把握した上で退職の意思が固まれば、あとは順序を踏んで退職を切り出せば良いのです。
誰にどんなタイミングで相談すれば良いのかなど、円満に退職するための切り出し方のコツをお伝えします。
「相談」として切り出す
誰しもが退職の気持ちを伝えるのは気が引けてしまうものです。だからと言っていきなり”退職願”や”退職届”といった書面で退職の意思を現すのは常識的ではありません。
「本日をもって退職させていただきます!」と上司のデスクに退職届を叩きつけるのは、あくまでもTVの中のシチュエーションであって、現実にそのような行動をとるのは論外です。
まずは、直属の上司に退職の気持ちを相談するのが一般的です。周りの人に聞かれることがないような場所を選び、「折り入ってお話ししたいことが…。」と切り出しましょう。ニヤニヤしながら「ちょっとお時間取れますか?」程度では上司に深刻さが伝わらないので言葉選びと態度も意識します。
退職を切り出すには最初のタイミングが肝心なので、上司が慌ただしくしている時間帯や繁忙期は避けるのがポイントです。上司のお昼休みや仕事終わりなどの動向を把握しておき、このタイミングなら一言二言話せるな、と思えるシチュエーションを考えておきましょう。
上司から「なんだ?今言ってみろ。」と言われた際でも、その場で一方的に退職の理由を語るのではなく、退職の意向に軽く触れたのち、上司に改めて時間を作ってもらえないかを聞いてみるのも1つの手です。
ちなみに、上司に相談する前に同僚に退職の相談に乗ってもらうのはNGです。相談された同僚の負担が増えるだけですし、そもそも順番が違います。
万が一、同僚の口から上司に伝わってしまえば、上司とこれまで築き上げてきた信頼関係が崩れてしまうばかりか、同僚ともギクシャクした関係のまま退職することは目に見えています。
あくまでも直属の上司に相談し、退職の時期や諸々の流れが決まってから同僚には報告する、という流れを把握しておきましょう。
また、ほとんどの会社の就業規則には、退職を申し出る時期について明記されています。改めて見直すと同時に出来る限り会社に負担のかからないような時期を配慮することもポイントです。
引き留められやすい理由は避ける
退職の話は会社にとっては労働力を1人分失うのですから、とても痛いことです。往々にして上司は”退職話し”に慣れていることが多いので、最初は確実に引き留められると思って良いでしょう。
退職したい理由が人間関係や給与面だと比較的引き留められることが多いのでこういった理由は避け、上司にも理解されやすい理由を伝えるのが最適です。
退職理由は本音を伝える必要はなく、建前を述べることが一般的です。実際は、今の会社に不満があって辞めることが多いものですが、決して不平不満を退職理由にしてはいけません。
退職理由で最も多く使われるのが、個人的な理由によるものです。例えば、自身の体調不良や家族の介護が挙げられます。よほどのことがなければ深くは突っ込めない理由なので、退職理由として一般的です。
しかし、自身の病気がいかにも上司のせいになりそうな病名を述べるのは止めておきましょう。上司が会社側からお叱りを受けてしまうかもしれません。
また、どうしても今の年代のうちに世界の現実をこの目で見て歩きたい夢がある、など仕事を続けている限り絶対に達成できない夢を伝えるのも良いでしょう。とはいえ、数ヶ月後に同じオフィス街でばったり会うようなことが想定される場合は使えません。
他にも、将来のビジョンを伝えるのも良いでしょう。今の会社で働いているうちに、●●の分野の仕事に興味を持ちどうしても手掛けたいが、その部署がないために他社でその目的を果たしたい、といった前向きな内容は上司から理解されやすい退職理由です。
退職を切り出すときは『いつもと違う態度と口調』で!
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