ポン太の言うように、大企業は安定していて、給与も平均以上には貰えると言うポジティブなイメージを持つ人が多いように思います。
ただ、どんな世界も外からみる世界と内側から見る世界は違うもの。今日は実際に社員5000人を越える大企業での勤務経験を持つ方の意見を参考に、内側から見た世界というのをご紹介していきましょう。
この記事の目次
僕が勤めた大企業は、色々とやばかった
「大企業に入れば、多くの社員にもまれて切磋琢磨、さぞかしスキルアップができるのではないか!?」
なんて思われがちですが、果たしていかがなものなのでしょうか?
3:4:3という言葉はご存知ですか?アリの法則、蜂の法則なんて言われますが、【3割はやる気に満ちた人材(切磋琢磨してる)4割は普通の人材(現状維持)3割はやる気のない人材】という3つに分けられます。
つまり、「大企業ゆえ切磋琢磨できる!」なんて言っても全体の3割程度の人としか切削琢磨できない訳です。
ここからは経験者だからこそわかる大企業の潜む大きな落とし穴を厳しい視点で挙げて行きたいと思います。
事業が細分化されているので、スキルアップが難しい?
それに加え、企業が大きくなればなるほど業務は細分化されてしまいます。
「ここからここまでは、ウチの管轄だからそつなくこなそう」「ここからは他部署の管轄だから知らない」
なんてことが当たり前です。よりいいサービスや商品を世に送り出すために、細分化して事細かに進めていくのは会社の方針なのでしょうがないことですが、細分化されるゆえ身に付くスキルが専門的過ぎて潰しが効かないなんてことがおこりがちです。
正直、この会社でしか使えないんじゃないか?なんてスキルだけが上がるだけで、自分のキャリアのためのスキルアップとはほど遠いなんてことも珍しくありません。
時期がくると転勤に怯えまくる
全国や、世界中に支店がある大企業ゆえ、家族ができた途端に【転勤辞令】なんてケースも、、、
家族とうまくいってない、羽を伸ばして生活ができるからありがたい、なんて人ももちろんいるでしょうが、大切な家族や慣れ親しんだ地元を離れてまで会社のためだけに地方へ行くのはいかがなものでしょうか?
家族のために働いているのに、家族と一緒にいれない。子どもの成長を近くで見れない。なんてバカけた話しです。
会社の社員という立場上しょうがないことだと受け入れがちですが、あなたの知り合いの家族の多くが離ればなれで暮らしてますか?
会社の規模にこだわるあまり近くにいるべき人と離れるなんて、冷静に考えると訳がわからなくなってしまい、気付けば退職理由になってるなんてことも珍しくありません。
いつ出世できるのだろう
最近ではリモートワークやフレックスタイムの導入により、個人の結果に対して評価が与えられる風習になりつつありますが、そんなのはほんの一部。
まだだだ、年功序列なんていう昔からの文化が強く根付く大企業では、30代後半になってやって役職が貰える。会社での成果ではなく出身大学を重視?なんて人事が当たり前のように行われます。
これでは、出世が遅いのは当たり前ですし、成果に対する評価でもないので仕事へのやりがいまで失われてしまいそうです。
考え方が保守的
大企業に勤めた友人と話していると、「あれ、こいつもっとおもしろくなかったけ?」なんて経験をしたことはありませんか?
大企業ゆえ、団体行動や規則なんてことを忠実に守るよう教育され、そこに毎日変わらない、今や作業化してしまった業務。いつしか枠から飛び出さないよう、現状維持することが大事なんて考えが当たり前になってしまってる場合があります。
スピード感がない
一人一人に割り振られる仕事量が分散していて、優秀な成績を上げたからといって会社の売上に大きく反映されることはまずありません。
業務における自由度というものがなかなかないので、新たな施策への取り組みや、トライ&エラーがなかなかできないことも、、、
また新たな提案を通すために、「いくつのハンコを貰わなくてはいけないんだ!?」と上司の上司、その上司の上司と、数々の壁が立ちはだかり、これもスムーズには伝達していかないので時間というのはどうしても長くなりがちです。
「そいえばあの企画ってどうなりました?」
って頃には、熱が冷めてしまうなんてこともあることでしょう。
大企業でも安定ではない時代の足音が、、、
「SHARPに就職が決まった!!!」
なんて両親に報告したら、きっと大喜びをしたことでしょう。数年前までは、、、
SHARP知名度や実績、日本を代表するような企業の1つですが、そんな企業が一時は7000人規模のリストラ?最悪の場合倒産?とまで叫ばれてたことはご存知ですか?
事実2015年には3200人のリストラ、2016年夏頃に台湾の会社に買収されるという形で幕を閉じた?SHARP騒動ですが、経営権が海外の会社になって、今後はどうなるのか?なんて社員は不安が耐えないと言います。
長い歴史の中で幾度となくピンチを切り抜けてきた会社ですら、このような事態に陥るという危機感を誰もが感じたことでしょう。
この出来事からも、果たして「大手」というブランドだけで転職をすることが一体正しいことなのでしょうか?
まとめ
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