みんな知らない「みなし残業」の仕組みを徹底解説!

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*この記事はアフィリエイト広告を利用しています。

ポン太
ねぇ、ジョブエモン。最近求人広告を見ていると「みなし残業○時間」とかって載っているんだけど、これってどういうことなの?
ジョブエモン
確かに「みなし残業」という言葉だけではよく分からないかもしれないね。ポン太くんの「みなし残業」に対するイメージはどんなものなんだい?
ポン太
そうだな・・・なんとなく労働基準法に違反しているようなイメージがあるよ。
ジョブエモン
ポン太くんは「みなし残業」について正しく理解していないようだね。今回は「みなし残業」の仕組みを徹底解剖するとしよう!

みなし残業って違反?どんな仕組み?

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あなたは「みなし残業」という言葉を聞いたことはありますか?みなし残業は、企業側が一定の残業時間を設定して、それを予め給料に含めて支払うという仕組みを指します。この時給料に含まれている残業代(みなし残業代)のことは、固定残業代と呼ぶこともあるので覚えておきましょう。

この「みなし残業」という仕組みは、本来は労働時間が正確に分からない業種や毎月の仕事量にバラつきがある業種(外回りの仕事やシステムエンジニアの仕事など)に対し、「○時間働いたとみなして給料を計算するもの」なのです。

みなし残業の問題点は、企業側で設定した残業時間を上回って残業を行った場合に、それ以上の残業代が支払われないことにあります。これではサービス残業と変わりありません。この問題は長時間残業が常に行われている企業に多いようです。

みなし残業は具体的に「事業外労働」と「裁量労働」の2つに分けることができます。それでは事業外労働と裁量労働とはなにかを説明していきましょう。

事業外労働とは

事業外労働とは、労働時間を計算するのが難しい業種が対象となります。例えば外回りが多い営業の仕事は企業の監視下から離れて、自宅から直行直帰する場合があるため事業外労働に当てはまるのです。

しかし家を出る前に会社に連絡し、業務が終わった時点でまた会社に報告することで、企業の監視下に置かれている場合は適用外となるので注意しましょう。

裁量労働とは

裁量労働とは、専門的な仕事やクオリティの高いものを求められる仕事、企業の経営に携わるような仕事に就いていて、労働者自身に労働時間や時間配分を任せる場合に適用されます。

この裁量労働は大きく「専門業務裁量型労働制」と「企画業務型裁量労働制」に分けられているので、それぞれを詳しくご紹介しましょう。

専門業務裁量型労働

専門業務裁量型労働の具体的な職業としては、弁護士や公認会計士、システムエンジニア、デザイナー、編集などが裁量労働の適用範囲に含まれています。どの職業も専門性が高い仕事だといえるでしょう。

専門業務裁量型労働の適用を受けるためには「労使協定」という企業と労働者の間で交わされるものを基準監督署へ提出しなければいけません。

企画業務型裁量労働

企画業務型裁量労働は「事業を運営するための企画や立案、調査、分析」を行う仕事が対象になります。この適用を受けるには条件が厳しく、労働者の勤務時間を労働基準監督署へ定期的に報告することも必要です。

みなし残業代の計算方法

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それでは具体的に「みなし残業代」の計算方法をご紹介しましょう。
仮に給料が22万円として、毎月の残業が30時間あったとします。月間所定労働時間は170時間である企業と想定してみましょう。

22万円÷(30時間×1,25+170時間)=1060円←1時間当たりの単価
1060円×170時間=18万200円←ここが基本給
22万円-18万200円=3万9800円←ここがみなし残業手当

(引用元:http://www.sr-nagoya.com/article/14630321.htmll)

このような計算で「みなし残業代」を知ることができます。上記の計算式内の×1.25という数字は、残業手当として時給に加算されるものです。自分の給与明細を元に「みなし残業代」を計算してみてくださいね。

みなし残業は月に設定される残業時間数よりも残業が増えれば、不利益となります。もし、みなし残業が適正に運用していれば、労働者にはメリットになる場合もあるでしょう。

しかし、みなし残業で定められた時間を超過したした場合に追加の残業代が支払われないという事例が多く存在しているため、問題となっているのです。

追加の残業代が支払われていなかったり、みなし残業代の計算が合わなかったりする場合は労働基準法に違反していることになりますから、労働基準監督署へ相談してみましょう。

労働条件は事前にしっかり確認しよう!

ポン太
へぇ~、みなし残業ってこういう仕組みになっているんだ。よく分かったよ。
ジョブエモン
みなし残業という制度は労働者が不利益になりやすい制度だから、会社から提示された労働条件や給与額を鵜呑みにするのは危険なんだ。だからみなし残業についての正しい知識を持って、不利な状況にならないように注意しないとね!
ポン太
なるほど~!やみくもに求人に飛びつくのではなくて、みなし残業についてもきちんと確認してから応募しないといけないんだね。

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