時間と労力を割いて会社で働くということは、その対価として給料をもらわなければなりません。働いたらそのぶん給料という形でお金がもらえる、これは当たり前のことですね。
しかし、中には会社から給料を未払いにされてしまっているケースも珍しくありません。
結論から言いますが、うっかり忘れてるケースや振込先を間違えているケースは当たり前ですが即座に会社の上司や経理を担当している部署の方に相談すること!
会社の業績の悪化等、会社都合で意図的に給料が振り込まれてない場合は労働基準監督署に相談すること!(弁護士に相談するとお金がかかるので。。。)
この2つです。
常識的にはありえない話しですが、この記事を筆者も含め、以外にも振り込まれるはずのお金が振り込まれていない!という珍事を経験した人は多いです。この記事を見ている人もその1人でしょう。
そこで今回は、会社から給料を未払いにされてしまった時の対処法についてケース別に解説していきたいと思います!なんとか給料を取り戻しましょう!
この記事の目次
給料を未払いにされてしまった時の対処法(「うっかり忘れ」の場合)
給料を支払ってくれない場合、まずは早急に会社に支払うように伝えてください。
冒頭でも述べましたが、「うっかり忘れ」は以外にも多いので、お金のことを上司等に指摘するのは気が引けるかもしれませんが、労働の対価を決まった日(給料日)に受け取ることは当たり前のことなのではっきりと伝えてください。
なんも恥ずかしいことではないので、「給与の件なんですが、、、」とはっきり、伝えることが大事です。伝えるのが早ければ早いほど即座に振り込んでくれることでしょう。
筆者のケースだと、学生時代のアルバイトでしたが、給料が給料日である月末に振り込まれず、振り込まれなかったこともなかなか言い出せず月をまたぎ翌月の中旬頃に当時の責任者に伝えた経験があります。
中旬だったため、「では2ヶ月分次の給料日に振り込むから!」という返事をもらい、実際に振り込まれたので解決はしていますが、貧乏学生時代に1ヶ月分振り込まれるはずの給料が振り込まれず先送りになったことでキャッシュフローが厳しかったなんてことがありました。
余談かつ、今となっては懐かしい思い出ですが、社外への振込は全て20日に!なんて具合に統一している企業も多い(自分が会社の経営に携わるようになり、経理をするようになってからわかったことですが、、、)ので、筆者のように翌月にされるなんてことも可能性としては否定できないわけです。
毎日毎日口座を確認するべき!とまではいきませんが、給料日くらいはしっかりと給料が振り込まれているかを確認するようにしましょう。
給料を未払いにされてしまった時の対処法(経営不振等の会社都合の場合)
- もう少し待ってほしい
- そのうち振り込まれると思うよ?
- 今それどころじゃないから後にして
など言いくるめられる可能性も十分否定できません。
このような場合の対処法としては、必ず労働基準監督署に申告しに行きましょう!
トラブルざたになると弁護士に相談するという選択肢が1番頭に浮かぶ人も多いですが、弁護士費用だってばかになりません。
弁護士への報酬は会社が負担してくれる?このようなケースだと会社側に責任があるので、あとあと弁護士への依頼費用も会社に請求することも可能です(不当と認められた場合や相談者に非がなかったケース)。
ただ、それでも、とりあえずという形で自分のキャッシュから支払うことになるので、安くない弁護士費用を負担することで生活の資金繰りが厳しくなるくらいでしたら、まずは労働基準監督署に申告するという手段を選んでください!
労働基準監督署が会社を調べて労働基準法に違反しているとみなしたした場合、しっかり対応してくれます。
ただ、それでも会社が支払いに応じない場合には、あまりしたくありませんが裁判を起こす必要があります。民事調停、労働訴訟を利用することで、法的にきちんと給料を支払わせることが出来る可能性が高くなりますからね。
裁判所を利用することで、給料を支払わない会社の社長や経営者の財産を差し押さえて、強制的に支払いをさせることも可能です。
ここまでくると少し話しが大きくなりすぎて嫌な気持ちにもなりますが、働いた分の対価を雇い主からもらうことは当たり前のことなので、多少手間はかかりますがしっかりと対応しましょう。
本当に最悪なケースでは、そもそもの責任者が消息を絶ってどうにもならない事態も想定できるので、ここでも即座に行動に移すことが肝になってきます。
ちなみに、会社が倒産してしまった場合でも「未払い賃金立て替え払い制度」を利用することで最大80%の給料は負担してくれるようになっています。
とはいえ100%の未払い給料が返ってくるわけではないので、出来るだけ会社が倒産してしまう前に動くことをオススメします。
給料日にお金が振り込まれない場合は即動く、泣きの「ちょっと待って、今はちょっと待って、あとあと払うから」なんて情けには付き合わない方が自分のためです。
給料が未払いにされてしまう理由(会社都合の場合)
みななんとなくは検討がつくと思いますが、会社から支払われるはずの給料がなぜ未払いになってしまうのか、その原因についても知っておきましょう。
普通は法律的にも会社の信用的にも、給料を支払わないことは考えられないことですから。。。
従業員に支払われる給料というのは、当然ですが会社のお金です。
会社というのは、社内にプールしているお金をそのままにしているわけではなく、従業員への給料はもちろん、事務所の家賃なり、設備なり、次の事業への投資、等、個人では考えられないくらい会社から出るお金は大きいです。
利益が確定してからも、大きいプロジェクト、大きい金額ほどすぐに振り込まれるわけではなかったりするので、黒字経営でも足りない時などは銀行等の金融機関から借り入れをし、皆さんの給料を補填しているのです。
しかし、業績が悪化していると、その補填元や投資会社からの支援は急になくなってしまいます。そこで今まで赤字でも振り込まれていた給与の支払いが滞ったり、トラブルが発生します。
借金がある会社=赤字でやばい訳ではない
以外にも借金がある会社は非常に多く、考え方によっては会社の借金から給料が振り込まれてるなんて思い込むこともできるでしょう。
しかし、日本で1番借金が多い会社はソフトバンク(令和元年現在は13兆と言われている)、経営はみなさんご存知黒字です。
こんな事実からも、以外にも会社の借金というのは個人レベルのものとは違い、事業をさらに加速させるための借金だったりするので、一概に借金という言葉に過剰反応を示す必要は全くありません。
まとめ
今回は、会社から給料を未払いにされてしまった時の対処法について解説しました!
時間と労力を割いて働くことで会社から給料をもらえるのは当然のことですが、悲しいことに給料を未払いにされてしまう人が多く存在していることは事実。
何も知らないと行動することも出来ないので、まずは労働基準監督署に相談する、うっかり振込が忘れられていると感じたら上司に伝える等の行動を起こすことが重要になります。
また、このような給料未払いによる面倒な工程を防ぐためにも、会社からの給料の支払いに違和感を感じたら、泥沼になる前に「転職」という選択肢を持っておくといいですよ。
当たり前のことが出来ない会社に未来はありませんので、早めに同じ業界の他社を転職サイトなどを通してリサーチしておくことが自分の身を守る手段だったりします。
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