企業側の内定取り消しの二大理由とは?
内定が取り消された場合、考えられる理由は「自分に原因がある場合」と「企業に原因がある場合」とに分けられます。今回は後者について考えていきますが、企業側に原因がある内定取り消しには大きく分けて2つの理由があるようです。
1つは内定を出した後に企業の業績や経営が悪化した場合、もう1つは企業側の勝手な理由による場合です。今回はこれらの理由について詳しく解説するとともに、もし訴えた場合勝ち目はあるのかどうかも説明していきます。
内定後の企業業績悪化
内定を出した時点では企業の業績が保たれていたとしても、内定を出した後に急に業績が悪化し経営を圧迫する場合があります。こうなってしまうと、企業はこれから入社する人よりも従業員を守ることの方が多いようです。
新入社員は一人前になるまでに時間もコストもかかります。企業にしてみれば、業績が悪化している中でさらにコストをかけることは避けたいはずですので、内定を取り消さざるをえないのです。
この場合は内定取り消しの正当な理由がある・・・と判断されるため、訴えたとしても勝訴することは難しいでしょう。しかし、内定取り消しの連絡が入社予定日にあまりにも近い(2週間以内など)場合は、内定者への配慮がないと判断されて勝訴できる可能性もあります。
企業側の勝手な理由
次に企業側の勝手な理由で内定が取り消される場合についてみてきましょう。企業側の勝手な理由とは、どんなことが考えられるのでしょうか。
「ほかに優秀な人材をみつけたから」「わが社に合わないと思ったから」「辞退する人を考慮して内定を多く出したけれど、辞退する人が少なかったから」このような理由が考えられます。
どの理由も内定者にしてみれば納得できないことばかりでしょう。自分に落ち度があって内定を取り消されるのであれば仕方がないと納得できますが、このような理由でせっかく決まった内定が取り消されてはたまったものではありません。
自分が志望する企業から内定をもらったことで、もしかするとほかの企業からの内定を辞退してしまった・・・という方もいるのではないでしょうか。そこに入社するはずの企業から内定取り消しの連絡が入ったら、絶望してしまいますよね。
このように企業側の一方的な理由で内定が取り消されてしまった場合は、弁護士に相談して勝訴できる可能性もありますので、あきらめないでください。
泣き寝入りしないためにすることは?
企業からの一方的な内定取り消しにあい、そのまま素直にあきらめられるという人は少ないでしょう。このような場面に遭遇して泣き寝入りしないためにはどんなことをしておくとよいのでしょうか?
一番大切なのは、内定が出たという証拠を残しておくことです。内定通知書があれば保管しておきましょう。もし書類ではなく、電話で内定の連絡があった場合は企業あてに「内定のお知らせをいただきましてありがとうございました」など、お礼のメールを送信し証拠を作っておきます。
内定を証明することができない場合は、企業側に「内定は出していません」と逃げられてしまう可能性もありますので、内定の証拠は切り札として残しておくことが大切なのです。
また企業側で内定を取り消すのではなく、内定者本人に辞退をお願いすることもあります。しかし一度内定は出ていますので、企業側のいう通りに辞退することはなりません。
もし内定を辞退してほしい旨の連絡があった場合は、毅然とした態度で断りましょう。企業との関係悪化が気になるかもしれませんが、就職先を逃すことと天秤にかけたときにどちらが大切かを考えてみてください。
納得できない時は弁護士に相談をしよう!
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