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年収1000万円のイメージ
手取りってどれくらい?
年収1000万稼いでると聞くと、上記であげたように少しリッチな生活をイメージする人は多いようですが実際のところいかがなものでしょうか?
早速年収1000万の人の手取額をざっくりですが解説させて頂きます。
年額 | 月割 | 比率 | |
---|---|---|---|
収入(天引き前) | 10,000,000円 | 833,333円 | 100% |
所得税 | 754,800円 | 62,900円 | 7.5% |
住民税 | 595,800円 | 49,650円 | 6% |
社会保険料 | 595,800円 | 49,650円円 | 12.1% |
小計 | 2,555,724円 | 100,427円 | 25.6% |
手取り額 | 7,444,276円 | 620,356円 | 74.4% |
※2016年度の年収が1000万円の場合のシュミレーションです
※住民税は東京23区 配偶者なし
※他、生命保険や扶養家族etcの有無によって金額は異なるため推定
※引用元:税理士試験と税務のメモ様
このように、思いの他手取りは740万ほどで実に年収の4分の1しか手元に残らない計算になります。
税金が恐ろしい
所得税にかけられる税率1つを見ても一般的な世帯年収600万だと10%に対し、世帯年収1000万になると20%になってしまいます。
税金の他にも、児童手当は600万の世帯では満額貰えるのに対して、1000万だとその3割〜4割割程度しか貰えず、年収の高い世帯が低い世帯に比べてどこか損をした気分になりますね。
※手取り額が逆転することはない
1000万稼ぐ人っていっぱいいる?
データー引用元:国税庁 平成26年 民間給与実態統計調査結果
グラフからわかる通り、男性の場合200万〜500万というのが一般的な年収。そして女性の場合は100万から300万までが一般的でしょうか。
それに比べて年収800万円台になると、男女合わせても人口の約100万人程度しかおらずかなり少なくなる傾向にありますが、1000万〜1500万のみ、突出しているのが特徴的ですね。
これは、税金の問題も多く関わっており、会社の経営者が税金対策のため年収を1500万以下に抑えるケースが多いためです。あとは、単純にサラリーマンで稼ぐ額の上限がこのラインというのも大きな要因でしょう。
総じて今回のテーマである、年収1000万以上を稼ぐのは全体の4%ほどとなります。
年収1000万稼げる職業とは?
パイロット
平均年収が1200万とも言われるパイロット業界。近年、格安航空(LCC)の普及により、高給取りは一部だなんて言われますが、そのような人たちもパイロット業界の中で低所得なだけで、世代別で見たら平均以上にはなります。
ただ、パイロットになるための学校に通うだけで1000万以上の学費が必要になるので、家庭の経済状況など、なりたい人と思えば誰でもなれる、努力次第で、、、なんて業界ではないので、難易度は高めです。
商社
主に貿易関係といいましょうか?食料品から車から石油から、その範囲は広く、原材料を仕入取扱ってくれる業者に提供して利益を得る仕事です。近年では事業への投資なども積極的に行うようになり、「結局なにやってるかわからない!」なんてイメージを抱く人もめずらしくないのが商社のお仕事。
大きなお金を動く仕事が多いので責任が重く、その分給与も高い傾向にあります。しかし、責任の重さや海外転勤、高い争いで自身の体調を崩したりする人も多く、かなり厳しい業界です。
就職する際も倍率が以上に高い傾向があり、学歴が関係なくなりつつある日本において、まだまだ学歴が重視のとこもあり、誰でも入るまでのハードルも相当高いでしょう。
医者
世間的にも高給取りのイメージがあるお医者さん。パイロットと同じく学校に通うだけで1000万以上の学費が必要になるので、家庭の経済状況など、なりたいと思えば誰でもなれる、努力次第で、、、なんて業界ではないので、難易度は高めです。
外資系の保険屋(営業)
外資系の保険屋さんは、かなりの高給取りのイメージがありますが、それはほんの一部で3年以内で離職率が8割とも言われる業界です。
一般的な企業だと、勤続年収が多くなるにつれて年収が上がっていきますが、この外資系の保険屋さんは逆です。3年以降からは、結果を出さないと下がっていく仕組みになっているのです。
もちろん結果を出してれば、そのような自体に直面せずに済みますが、保険屋の営業マンに対する世間の目をかなり厳しく、結果がでない人の方が多いのが現状でしょう。
3年目にして、世間の初任給程度しか貰えないなんてこともあり、結果が出なければ4年目、5年目もそのような給与形態のなかで進めないといけないので、ほとんどの人が3年目を迎えるときに離職せざる得ない状況に立たされてします訳です。
不動産屋(営業)
サラリーマンをしながら年収1億を目指せる、というのがこの不動産屋です。事実筆者の知り合いにも普通のサラリーマン(役職もマネージャー程度)ながら、年収1億を越える方がいました。
保険の業界と同じく、離職率が高く企業にもよりますが結果がでてないと3年目以降は給与が下がってしまうところも多いです。ただ、離職率が高い分、職に就くという難易度は低くなります。
「本気で稼ぎたい」「年収を高くしたい」という野心がある人が集まるので、挑戦する価値のある業界でしょう。
上場企業に入っても年収1000万は厳しい?
以上であげた業界はいかがだったでしょうか?年収1000万円を稼ぐために入りたいと思った業界はありましたか?
上場企業に入れば、高給取りが約束されてるなんてイメージが強いですが、実はそんなこともありません。確かに平均以上はもらえるかもしれませんが、上場企業で争いに勝ち続けて役職がついて始めて1000万円という壁が見えてくるでしょう。
事実、上場している企業は3,537社(2017年2月現在)ありますが、平均年収が1000万を越えている企業は60社程度です。すなわち上場企業のうち1.6%ほどの会社しか、平均で1000万を越えていない訳です。
この事実からも、年収1000万の壁の高いことが知らされたと思います。
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