転職するなら知っておきたい履歴書の書き方・気をつけるべきこと

履歴書の書き方・気をつけるべきところ

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ポン太
転職の履歴書なんて、書いた事ないけど、学生時代のバイトの時と同じイメージで進めていけばいいのかな?
ジョブエモン
コラコラ!バイトの時とは全然違うし、もっと真剣に取り組まないとダメだよ!以外と決まりごとは多いからなおさらだよ!

履歴書を選びから始める、転職へ向けた履歴書作りの手順

履歴書のサイズや規格にはいろいろなものがあるので迷ってしまいますが、自分の経歴をしっかりアピールできるフォーマットを選びましょう。

【JIS規格の履歴書】

JIS規格のものは学歴・職歴欄が多く設けられており、転職経験が多い方に向いていて、自己PR欄が少ないのが特徴です。

JIS企画の履歴書
その他には転職用として販売されている履歴書もあり、自己PRを多く記入できたり、職務経歴書がセットになっています。

こんな人におすすめ

  • 学歴に自信がある
  • 職歴に自信がある
  • 大学院を卒業していたり、学歴が長い
  • 転職経験が多い
  • 趣味がない
  • 特技がない
  • 手間をかけたくない

【JIS規格以外の履歴書】

学歴・職歴欄が短いのが特徴です。その分自己アピールする欄が、趣味・特技・長所・短所・健康状態・志望動機と多くあるので若干手間がかかります。

一般的な履歴書

こんな人におすすめ

  • 学歴に自信がない
  • 職歴に自信がない
  • 転職経験がない
  • 自己アピールをしたい
  • 趣味・特技がたくさんある
  • 長所や短所を記載したい

さらに履歴書のサイズですが、近年は書類がA4サイズのものが主流となっているため、A4サイズが推奨されています。
しかし、もし企業側で履歴書の規格やサイズが指定されていたら、自分の書きやすいものではなかったとしても指定されたものを使いましょう。

ジョブエモン
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履歴書はネットでも手書きでも構わない

ネットで作成するか手書きにするかは難しい問題ですが、結論から言うとどちらでも問題ありません。

もし字を書くことに自信があるのであれば、字の綺麗さを活かして手書きでアピールしましょう。
一方で、ある程度のPCスキルを持っている場合はデジタルで作成しても構いません。IT企業やPCスキルを必要としている企業の場合は、デジタルで作成する方が自分のスキルをアピールできるでしょう。

手書きもデジタル作成も自信がないという方には、ネットで履歴書を作成するサービスもありますので利用してみてはいかがでしょうか。転職エージェントを利用すると履歴書の自動作成を行うことができます。
また、企業によってはエクセルのフォーマットに記入し、メールに添付して送るという方法を行っている場合もあります。応募先の企業の募集要項をよく読んでおきましょう。

黒のペンかボールペンを使う

履歴書を書く場合は、黒のペンやボールペンを使います。鉛筆やシャープペンなど消せるものは、公文書を書く際ふさわしくないので使わないようにしてください。

近年「消せるボールペン」も流行していますが、こちらのインクは摩擦や熱に弱く、暑い場所に置いておくと消えてしまう恐れがありますので避けましょう。

では、どんなペンを使うのがベストなのでしょうか?
履歴書を書くときは、摩擦に強く耐水効果のある油性ボールペンがおすすめです。
ペンの太さは0.5~0.7mmのものが見やすく、書きやすいです。書いたときにかすれたり、ダマができたりしないか試し書きをしてから購入するのがベストです。

日付

履歴書の上部に日付を記入する場所がありますが、「履歴書を書いた日?郵送する日?」など、どの時点での日付を記入するのかが悩みどころなのではないでしょうか。

日付の書き方は、履歴書の提出方法で次のように変わってきます。

・郵送する場合…郵送する日を記入(郵便物の回収が翌日になる場合はそちらを記入)

・企業に直接持参する場合…持参する日を記入

・メールに添付する場合…メールを送信する日を記入

この日付を記入する部分を空欄で出してしまうと、何枚もの履歴書を作成していて他の企業も受けているのではないかと思われる場合がありますので、忘れずに記入しましょう。

次に数字の書き方についてですが、これは履歴書の学歴や職歴の欄に記入する書き方と揃えるようにします。
例えば学歴を「平成○年 △高校 卒業」と記入したら、日付も「平成○年△月◇日 現在」と和暦で揃えると統一感がでます。
日本の企業では和暦でも西暦でも良いのですが、外資系の企業に提出する場合は採用担当者が外国人の場合がありますので西暦で記入した方が親切です。

名前・年齢

名前は大きく堂々と書くと好印象を与えることができます。また、ふりがなも忘れずに記入しましょう。
ふりがなは、履歴書のフォーマットに従って次のように記入します。

・「ふりがな」と書かれている場合…ひらがなで記入

・「フリガナ」と書かれている場合…カタカナで記入

また、年齢は満年齢(数え年)で記入するのではなく、履歴書を記入している時点での年齢を記入します。年齢の数字はアラビア数字(1、2、3など)で記入するのが一般的です。

住所

住所は簡略化せず、正式なものを記入しましょう。

必ず都道府県から書き、番地は「1-23」ではなく「1丁目23番地」とします。マンションやアパートに住んでいる場合は「○○マンション △号室」と建物の名前と部屋番号も併せて記入します。

写真

印象のいい写真とはどんな写真でしょうか?好印象な写真のキーワードは「清潔感」です。

髪型はできる限り額をだし、シャツに襟足がつかないようにすると良いでしょう。シャツやスーツはよれていないか注意し、奇抜な色は避けた方が無難です。明るい印象を与えたいならパステルカラー、清潔感を出したいなら寒色系のシャツを選びましょう。

写真を撮影したら履歴書に貼りますが、その際に気をつけないといけないことがあります。それは「写真の裏面に名前を記入すること」です。糊付けした写真が万が一剥がれてしまうこともありますので、誰のものだか分かるようにしておきましょう。

連絡先(電話番号・メールアドレス)

連絡先は必ずしも固定電話の番号を記入するとは限りません。

要するに、採用担当者からあなたにきちんと連絡がつながる電話番号を記入しなければ意味がないのです。
もし固定電話を持っていないのであれば、携帯電話の番号で大丈夫です。固定電話を持っている場合でも、固定電話と携帯電話の両方の番号を記入しておくと親切でしょう。

次にメールアドレスについてご紹介します。
メールアドレスはPCでも携帯電話でもどちらでもOKですが、企業からのメールはPCから送られることが多いのでPCのアドレスを記入しておいた方が良いでしょう。

しかし、毎日メールチェックをしていなければPCに届いているメールを見逃してしまうことになってしまいます。そんなときは携帯電話のアドレスへ転送設定を行っておくと、大切なメールを見逃さずに済みますのでお試しください。

学歴・職歴

学歴や職歴は次のように記入しましょう。

  1. 学歴・職歴欄の1行目の中央に「学歴」と記入
  2. 2行目に小学校または中学校卒業を記入(小~中学校は卒業のみでOK)
  3. 高校からは入学と卒業を記入(県立○高等学校と正式に書くこと)
  4. 次の行の中央に「職歴」と記入
  5. 「株式会社○○入社」と記入
  6. 異動や昇進があれば「同上△△課に異動」「同上△△課課長に昇進」などとする
  7. 退社している場合は「一身上の都合で退社」と記入
  8. 7の場合は次の行に「現在に至る」と記入、在職中の場合は「現在在職中」と記入
  9. 最後の行に「以上」と記入

このような流れで記入しましょう。
次に学歴や職歴を記入する場合のいくつかの疑問点についてお答えします。

【欄に書ききれない場合】

転職回数が多くて欄の中に書ききれない場合は、履歴書と分けて職務経歴書を作成し、そこに職歴を記入します。

【前職を離職後ブランクがある場合】

ブランクがある場合は、「○○の資格取得のため退職」など、きちんと目標があって資格取得の勉強をしていたことをアピールしましょう。

【結婚後に再就職したい場合】

履歴書には前職を「退社」とだけ記入し、職務経歴書に「妊娠・出産のため退社」「家事に専念するため退社」などの理由を書き添えます。「家族の協力があり再就職が可能になった」ということも併せて記入し、長期に渡って勤務できることをアピールすると良いでしょう。

【勤務していた会社名が途中で変更になった場合】

会社名が変更になった場合は、「株式会社○○(現 株式会社△△)」と入社時の社名と現在の社名を併せて記入します。

【派遣社員として働いていた場合】

記入欄に収まらないといった理由で派遣社員として働いたことを記入しない人もいますが、そうすると採用担当者にブランクがあるように思われてしまいます。ですから、面倒でも記入するようにしましょう。

資格

資格を記入するときは、資格を取得した年月順に書きます。
資格の名称は正式名称をきちんと調べてから記入しましょう。(例:漢検→日本漢字能力検定)

資格が多くて書ききれない場合は、応募する企業に関係性の高いものから優先して記入します。関係性の高いものを選んでも書ききれない場合は、別紙に「取得資格一覧」を作成する方法もあります。
また、取得予定の資格があるときは、向上心をアピールできるチャンスですので「○○取得に向け勉強中」と記入しましょう。

スキル

スキルは資格と違ってレベル分けをすることはできませんが、「○○のプロ」ということを伝えるために書くべきです。

代表的なスキルとしてPCスキルがあります。一般的には使用できるOS(Windows10やMac OS10.5など)やアプリケーション(Microsoft Office全般やAdobe系など)を記入します。

しかし、応募する職種によって書くべき内容は異なります。PCスキルをそれほど求められていない職種の場合は「支障なく使用できる」旨を伝えれば良いでしょう。

IT系企業のようなPCスキルが重要視される職種の場合は、Microsoft Officeの中でもPower PointやAccessまで使用できることを強調しておくと好印象です。

自己PR

自己PR文は、「これまでどんなことをやってきたのか」「どんなことができるか」「希望する企業でどんなことをやりたいのか、仕事に取り組む姿勢」を簡潔にまとめます。

新卒と異なり転職となると、「前職でどんな実績を上げたのか」も重要なポイントになりますので必ず記入しましょう。もし前職を短期間で退職した場合は、研修で学んだことや営業を通じてのコミュニケーション力の強化などをアピールしましょう。

志望動機・特技

志望動機や特技は、面接の時活かせるような事を記入しましょう。
採用担当者が知りたいのは次の4つのことです。

  1. 企業が求めている人材か
  2. これまでの経歴をこれからどう活かしていくのか
  3. 応募する企業の強みを理解しているか
  4. 将来性を感じることができるか、入社後どんなことにチャレンジしたいか

この4つのことに触れながら記入していきます。くれぐれも自分の要望を押し付けたり、前職の悪口を言わないように気をつけましょう。

その他に気をつける事

・通勤時間について
通勤時間は自宅から会社までの片道にかかる最短所要時間を記入しましょう。その際交通機関も併せて記入します。時間は5分単位で記入するのが一般的です。
(例:徒歩、電車 約0時間30分)

・希望勤務地について
希望勤務地を出すことは極力控えた方がいいのですが、どうしても伝えたいときは「本人希望欄」に記入します。その場合、詳しい地域は出さずに「首都圏内」「北関東」など広いエリアにしておきましょう。
(例:家庭の事情で遠方での勤務が困難なため北関東エリアでの勤務を希望します)

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