平均年収が高い企業ランキング上位に多いコンサルティング会社の名前。
経営コンサルタント、なんて聞くと響きもいいし、年収も高いイメージがありますよね。それゆえ、「未経験だけどやってみたい!」なんて興味を持っている人も多いことでしょう。
結論から言わせていただくと20代であれば未経験でもコンサルティング会社へ転職することは可能です。
一概にコンサルタントと言ってもある程度の階級があり、未経験であればウエイトの軽い階級のコンサルティング業務を行うことになるので、”経験はやっていくなかで積んでいけばいい”という思いがあるためです。
もちろん、30代、40代となると、やっていくなかで経験を・・・とはならず、高いレベルの知識・技術をいきなり求められるので、20代の今だからこそ挑戦するチャンスとも言えます。
この記事の目次
コンサル未経験でも社会人経験が評価に繋がる場合も!
コンサルティング会社に務めると、あなたもいちコンサルタントとして活躍するわけですが、コンサルタントの仕事内容はざっくり”企業の経営を助けること”です。
もちろんコンサルにも様々な種類があるので一言では片付けられませんが、一般社員とは違った目線で企業の問題や改善点を見つけ、提案、実行、改善と良い方向に導びかなくてはなりません。
どちらかというと経営サイドの視点が必要なので、「そんなことやったことないよ〜」と不安に思うからしれませんが、以外にも今までの社会人経験が役立つことは山ほどありますしその視点こそ大切であり評価されるのです。
コンサルティング会社への転職を支援しているAXISも、未経験からの転職で活かせるポイントについて公式サイトにて言及しているので、そちらの内容も踏まえ以下では詳しく振り返って見ましょう。
企画系からの転職
企画系のお仕事からの転職で評価される点は、ずばり戦略的な部分です。企業であるがゆえ、常に成長していかなくてはなりませんから、新しいビジネスや商品は変わらないもののマーケティング手法を変えたりと様々な戦略を常に模索しております。
企画がないことにはビジネスは始まりませんから、そのきっかけとなる企画系出身は総合系のコンサルタント会社から評価されることでしょう。
財務・経理からの転職
事業を運営していくなかでキャッシュフローは切っても切ってもきれないところです。そのお金の流れを見てきた経験こそ評価がされます。
財務・経理経験者は会計コンサル企業からの関心が高く、コンサルタントになれば担当している企業の社員の給料からプロジェクトにかかっている予算、全体の業績等、企業の財政面をすべて管理し、瞬時にどのような状況なのかを把握している状態が求められるでしょう。
さらにそこから、財政面から見てのビジネスモデルの見直しや改善点を指摘する、コンサルティング業務の中でも非常に幅広い知識を必要とします。
管理すべくお金がとにかく大きいので、もし財務や経理の仕事がそもそも好きだったという人はより一層やりがいを感じれるでしょう。
人事からの転職
どんなにいい企画や商品マーケティング手法が確率されていても、それを操るべく”人”が機能しないことには、会社の経営はうまくいきません。
その点人事経験がある人は人事コンサルタントとして、企業内部で働く人を対象にコンサルィングをしかなくてはなりません。
社員が能力を発揮できるよう、福利厚生の整備、ポジションの配置、職場環境の改善、教育、ヘッドハンティング等、他者がどうこうというよりは、内部の見直しが求められます。
働き方改革等で、より一層会社の人事のあり方や社員の権利については見直されてきています。その環境の中でいかに能力を発揮できる環境をつくれるかが鍵になります。
営業からの転職
一概に営業と言っても実はいろんなスキルを身につけている場合が多く、以外にも評価が高いです。
そもそもコンサル業務は1人で淡々とデスクワークをこなすというよりは、担当する会社(お客様)と関わりながらやっていく仕事なので、コミュニケーション能力は何より必須で、伝える力、提案する力、振る舞い、等、営業経験そのものが生かされます。
圧倒的な知識や技術はもちろんですが、それも全てお客さんとの関係性があってのことです。その点でいうとどこのコンサルティング会社からも評価をもらえると考えていいでしょう。
IT業界からの転職
なんでかんでもIT化したいという企業のニーズは高まるばかりで、経営を改善するためにITを駆使する企業は大幅に増加傾向にあります。
独自システムの導入支援、システムを使いこなせる人材育成など、ITの経験そのものが重宝されるでしょう。
未経験でも大丈夫なのは階級制も関係してる
冒頭でもお話ししましたが20代でコンサル会社に勤めたからと言って、いきなり大きな仕事を任されることは少ないです。これはコンサルタントにも階級のようなものがあるためです。
それゆえに未経験でも歓迎してくれるメリットあるので、この階級について見ていきましょう。
アナリスト(0〜3年程度)年収500〜600万
新卒で入社した人もそうですが、未経験の中途採用だとこのポジションからになります。アナリストには分析家という意味がありますが、基本的にはテーマが当たえられて、それに対して情報収集をしたり、その内容をまとめて資料を作成することが仕事になります。
イメージするコンサルタントの仕事とは違うかもしれませんが、担当する企業の情報や、競合企業のリサーチ、そしてその内容をまとめて提案や改善点を炙り出すという、今後の仕事のベースとなる部分を30代に突入するまでに身につけるイメージをしておくといいでしょう。
一般的には3年も見ておけばコンサルタントには昇給できると言われています。
コンサルタント(4年〜)年収600〜1000万
アナリストを3年ほど経験、中途であれば社会人経験が5年以上あり、特別な知識やスキルを身につけた方のポジションになります。
コンサルタントという名の通り、ここからは自分の裁量で担当する企業への提案などができる機会が増え、企業の一般社員とは違うような働き方が求めらえるでしょう。
ただ、そのぶん自分自身と向き合う必要がありセルフマネジメントの技術も必要です。裁量があるぶん、なんでもかんでも興味をもってやりがちかもしれませんが、アクションを起こしたからうまくいくとは限りません。
自分のやりたいこと、コンサルを担当している会社のやるべきことをしっかりと見つめ直し、適切な判断をする能力も求められるのです。
マネージャー(実績による)1000万以上
コンサルタントの業務に比べてより一層裁量が認められ、プロジェクト全体を任せられるポジションです。
出来上がってるもの(ビジネス)に対して、口だしをしていくというよりは自分自身が核となって作り上げていく、そこに対してのコンサル等、とにかくやるべきことが多いのが特徴です。
クライアントとの関わりも担当するので、内部に外部に非常に仕事がハードになります。
パートナー(実績による)2000万以上も可能
パートナーまでくるには、勤続年数ではなく、実績が重要視されるので、ごく一部の人のみしかなり得ない狭き門です。
その名の通り企業のパートナーとして経営を担う共同経営者的ポジションになります。言うまでもなく責任が非常に重く、プロジェクト単位というよりは、今後の企業の成長にまで目を向けて動くことが求められます。
誰もがなれる訳ではないので、業界の人からは憧れられるポジションといえるでしょう。
コンサルタントの仕事は厳しいことは覚悟しよう
年収が高いコンサルタントの仕事は、どうしても労働時間が長くなりがちです。どちらかというと企業の経営側のポジションで物事を進めていくことが多いので、一般社員のような動き方は基本できないと思った方がいいでしょう。
会社の役員(管理監督者)ともなると、役員手当としてそもそもの残業代もでないのが当たり前で、そんな方々と共に会社をよくするために務めるわけですから労働時間が長いのはある程度覚悟しなくてはなりません。
コンサルタントに限らず各業界ともに、労働時間の長さに関しては世間の関心も高いので緩和されつつはありますが、定時退社したいと考える人にはおすすめはできない職業です。
仕事にやりがいを持ちたい!一般社員とは違う仕事をしたい!経営に興味がある!なんて上昇思考の強い方が向いていると言えるでしょう。
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