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飲食業が持つブラックの要素とは?
飲食業には「ブラック企業が多い」という話を聞いたことはありますか?お客目線では、「飲食業は楽しそう」というイメージがあるかもしれません。
しかし傍からは楽しそうに見えていても、実際はブラック化している店も多いようです。「ブラック」といっても、本質からしてブラックな場合と、意図的ではなくブラック化せざるをえない場合と両方存在しているはずです。むしろ意図的にブラック化している企業の方が少ないでしょう。
ここから、飲食業が持つブラックの要素にはどのようなものがあるかをご紹介していきます。
拘束時間が長いのは当たり前
飲食業は、ほかの業種と比べても拘束時間が長く不規則な時間に勤務を行うことも多い業種です。営業時間が夕方5時~という店でも仕込み作業や発注などの準備があるため、昼過ぎから出勤することになります。そして午前0時に店を閉めた場合、後片付けや掃除、売り上げの清算などを終えないと帰宅することはできません。
原価を削減するためにアルバイトやパートは必要最低限の人数しか雇っていないところが多いので、そのしわ寄せが正社員に回ってきます。飲食業では調理のみならず、そのほかの業務も行わなければいけないのです。
職業柄、休みを取得することが難しい
飲食業はサービス業なので、休みをとりにくいということもブラック化する原因の1つに挙げられます。特に週末は稼ぎ時なので、子供がいる場合は一緒に出掛けたり、学校の行事に参加したりすることは難しくなるでしょう。
個人で営業していて、自己都合で休みたい場合は臨時休業にすればよいですが、そうすると収益がダウンしてしまいますのでなるべく臨時休業は避けたいものです。雇われている場合、忙しい週末に「休みが欲しい」と申し出るのは、理解のある職場でないと難しいでしょう。
利益率が悪い
飲食業は在庫を抱えるビジネスです。在庫がはけなければ、その分ムダになり損益につながっていきます。
食材の原価はそれほど高くありません。しかし飲食業では、食材のほかにもテナント代や家賃、従業員に支払う給料、電気代や水道代、ガス代などさまざまな経費がかかります。この部分を食材の原価にプラスして、サービスを提供しなければいけません。
また飲食店は世の中にたくさん存在します。その中で価格競争をしていかなければ、生き残っていくことは難しい業界です。賞味期限が切れそうな食材や仕入れ先が不明の材料を使えば、仕入れの価格をさげることはできますが、食品衛生法で禁止されている行為なのです。
質の悪い食材を使って食中毒を出してしまったら、しばらくの間営業停止となり、店に大きなダメージを与えてしまいます。一度失った信用を取り戻すのは大変なことなので、場合によっては倒産につながってしまうこともあるのです。
このようなことから、飲食店では食材費のカットではなく人件費のカットを行っているところが多いのが現状です。人件費のカットは、基本給を低くしたりサービス残業などで行います。正社員は固定給を支給しているため、どれだけ働かせてもよいという認識がまかり通っているのです。
このようにして、なんとか店の利益を上げようとしているのです。
雇い手がたくさんいる
飲食業は特にこれといった専用スキルを必要としていないため、最悪、学生のアルバイトでも店をまわすことができてしまいます。
飲食業を行うにはたくさんの労働人数が必要ですが、求職者も多く比較的安い賃金で集めることができるため雇い手に困ることはありません。もし誰かが辞めて人手不足になっても、すぐに補填できてしまうのです。
しかし飲食業は離職率も高いので、結局は辞めて補填、辞めて補填・・・の繰り返しとなっているのが現状です。
また、このように「誰にでも務まる」という考えが浸透しているため、従業員を大切にしない店も多いようです。
このなかで生き残っていくためには、高い調理スキルや接客スキルなどを身につけて、店において「なくてはならない存在」にならなければいけないのです。
飲食業界はブラックを抜け出せないのか?
飲食業がブラック化する原因についてご紹介してきましたが、飲食業界はこのままブラック化の一途を辿るしかないのでしょうか?飲食業界がブラックを抜け出す方法について考えていきましょう。
ITの力でブラックからの脱却を目指す!?
飲食業界のブラック脱却には、ITの力が一役買うのではないか・・・と言われています。
スマートフォンやタブレットなどの携帯端末の普及により、いつでもどこでも簡単にビジネスを行えるようになってきました。近年では目まぐるしい勢いでITが発達し、生活に浸透してきています。最新のテクノロジーを比較的安価で、または無料で使うことができてしまうのです。
発注や予約の管理
飲食業では未だに多くの現場で、手書きで発注書を記入したり予約表を管理したりするところが多いと言われています。席順も手書きで作成する場合も多いようです。
これらの作業をタブレットを使って行えば、面倒な計算や図の記入などを行う時間を省くことができ、業務の効率化につながります。
予約台帳のIT化
これまでは「食べログ」や「ぐるなび」で飲食店情報を公開する集客サービスがメインでしたが、近年では飲食店の予約をインターネットで行うことができるようになりました。「Yahoo!予約 飲食店」や「トレタ」などがその例です。
これらの予約サービスを利用することで、予約管理はもちろんのこと顧客管理もでき、何回目の来店かや苦手な食材は何か・・・など記憶せずとも分かるようになります。予約台帳のIT化は飲食店の業務の高度化につながるのです。
このようにITの技術を導入すれば、現場で働く人の負担を軽くできるので、飲食業のブラック化に歯止めをかけることができるかもしれません。しかし、飲食業外に深く根付いてしまっているブラックな面は、そう簡単に直すことは難しいでしょう。
飲食業界の改善を待つより職を変えることが得策、、、
改善策に関していくつか挙げていきましたが古くから根付いた文化的が大きく変わるには時間がかかるものです。
いくらIT化が進んだと言えど、今の自分の生活が劇的に変わるのを待つくらいなら自分で環境を変える決断をオススメします。
どうしても、今勤める飲食店が好きで収入や労働環境に満足しているような方は恐らくこの記事には辿りついていないでしょうし、もし本気で今に不満を抱いてる方はすぐさま一歩踏み出しましょう。
飲食以外のことはわかりません、、、、まず何をしたらいいのか、、、、
なんて悩みが絶対にあると思いますが、どの業界の人も同じです。
IT系の企業にしか勤めたことないので、、、、不動産関連の知識しかなくて、、、
など、悩みは同じです。そして始めの一歩は以外と簡単に踏み出せます。
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飲食業のブラックはまだまだ終わらない・・・
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